ゆかいな更年期!#8「その動悸、大丈夫!?」

#8「その動悸、大丈夫!?」

 女性チャンネル♪LaLa TVがお届けする、女性の元気を応援する情報トーク番組『クワバタオハラのゆかいな更年期』。更年期を明るく前向きに考える同番組と連動して、『Go Women, Go!』でも更年期を乗り切るための様々なヒントを紹介していきます。

 第8回目のテーマは「動悸」。番組では前回に引き続き、金沢医科大・女性総合医療センターの赤澤純代先生をお迎えして、更年期になると起きやすくなる動悸について、お話を伺いました。

ストレスや睡眠不足で動悸が起きやすくなる

 「激しい運動をしたわけでもないのに、突然、心臓がバクバクして驚いた!」という経験をしたことがありませんか? 寝ているときや、ソファなどに座って本を読んでいるときなどの安静時に起きる「心臓のバクバク」が、「動悸」です。急な動悸には不安に感じる人も多く、同番組に寄せられた更年期のお悩みのうちの約2割が動悸に伴うものでした。

 更年期世代の女性の場合、過多にストレスを感じていたり、カフェインの摂取量が多かったり、睡眠不足が続くと動悸が起きやすくなるそうです。今回はそのメカニズムと簡単な対処法をお届けします。

心臓の拍動のコントロールするのは自律神経

 動悸は心臓の拍動の乱れです。「血管が張り巡らされた心臓は、体全体に血液を送り出す大事なポンプ。この心臓の拍動、つまり血圧や血流は、自律神経がコントロールしているので、自分で止めようと思っても止められません。自律神経系に強いストレスがかかると筋肉収縮が起きて一瞬、血流が悪くなり、そのあおりで毛細血管の流れも悪くなるのです」と、赤澤先生。つまり、自律神経が乱れると動悸が起きやすくなるのです。

動悸が起きたら、落ち着いて深呼吸を!

 では、動悸が起きたら、どう対処すればよいのでしょうか? 

 「動悸が起きたときは、まず口から息をフーっと長く吐き出して、鼻からゆっくり吸い込むことを繰り返して下さい。特に、息を吐くという行為は、休息するときに働く副交感神経を活性化させて心身をリラックスさせる作用があるので、とても重要です。たかが深呼吸と思われるかも知れませんが、脳に酸素が行き渡ると脳の血流が増え、集中力が高まるだけでなく、ストレスを軽くして血管をケアすることにも繋がります。だから深呼吸は、最も簡単な対策なんですよ」と、赤澤先生は説明します。

 ただし、体を動かしていない時にも頻繁に動悸が起こったり、脈拍が安定しなかったり、胸に痛みを感じる人などは心疾患の疑いも。下記の4つの質問に該当する方は、一度、心電図検査や心臓超音波検査(心エコー)を受けて、心疾患ではないことを確認しましょう。

血行はケアすれば促進できる

 加齢と共に体内の血管は傷つきやすくなり、硬くなっていきます。「血管を傷つけないためには、血糖値を上げないことや、塩分や悪い脂質をとり過ぎないことが重要。血管を傷つけない暮らしを心がけることが大切です」と赤澤先生。でも、自分の血管が硬いかどうかは、どうすれば分かるのでしょうか? それを予測する方法のひとつが脈圧です。

 また、生活の中で無意識に血行を妨げている人もいるかも知れません。下記の3つの項目に心当たりがある方、いらっしゃいますか? 小さなことですが、動悸などのお悩みの改善に繋がるかもしれません。

1)服装:きつめの下着や服で体を締め付けると血流が悪くなり、肩こりや頭痛に繋がることも。
2)靴:足先を締め付ける靴を避け、指の間に余裕を持たせて末端まで血流を良くしましょう。
3)入浴:湯船に浸かりながら指を開閉したり、両腕を天井に向けて30秒ほど上げながらブラブラ揺らす動作をするなどがお薦め。

クワバタオハラ
大声で笑うことも、リラックス効果が絶大。皆さん、おおいに笑いましょう!

動悸対策におススメ!「ボディ・スキャン」とは?

 アメリカでも動悸は、更年期女性たち特有の悩みのひとつ。そんな中、「ボディ・スキャン」と呼ばれる「動悸の予防対策のトレーニング」なるものが注目を集めています。ボディ・スキャンとは、自分の身体の状態に目を向け、距離をおいたところから自分を「観察する」こと。それにより自律神経が整い、心身をリラックスさせる効果があると言われています。

 ボディ・スキャンは、更年期に起こりがちなあらゆる心身の不調に効果があるとされています。「マインドフルネス瞑想」と並んで、「いま、ここ」という瞬間に集中できるテクニックとして、昨今アメリカで大きな支持を得るようになりました。「いま、ここ」に気持ちの軸が整って心が落ち着くと、呼吸が深く良質なものになるので、「深呼吸」に加えて、ボディ・スキャンのテクニックを取り入れることで、ストレスの軽減やリラックス効果を高めようと努力する女性たちが増えているのです。

 ほかにもアメリカでは、動悸やパニック発作が起きたときに深呼吸を助ける様々なガジェット(グッズ、商品)も売られています。バッグやポケットに入れて持ち運び、パニック発作が起きそうになったら吸引すると、森林浴系のアロマが出てきて気分が落ち着くような仕掛けがあったり、ライトがついて「もう大丈夫」と教えてくれたり。そんなグッズのCMのひとつがこちら。どの国であっても、会社や家で忙しく働く更年期女性たちは大変なのです。

アメリカの専門家がお薦めする市販の動悸対応グッズをいくつかご紹介しましょう。

Calmigo
上記のCMで紹介している吸引グッズ。参考価格$179(約1万9千円)

Lief
胸に貼ったパッチがスマホのアプリと連動してストレスレベルを感知。ストレス過多にならないように生活を改善していく専門家の指導つき。月額$49〜99(約5千円〜1万円)

新・LaLa女性外来『クワバタオハラのゆかいな更年期』

 人気芸人・クワバタオハラのお二人が、女性の心と身体をトータルに診る“女性外来”の医師や専門家と共に、明るく楽しくに更年期を乗り切る術を語り合う女性の元気を応援する番組『クワバタオハラのゆかいな更年期』。 番組のMCをつとめるお二人は、それぞれ3人の子供の母であり、40代半ばという更年期が気になる世代です。
 

 1回目(#1)「これって更年期?」2回目(#2)「乳がんのウソ? ホント!?3回目(#3)「眠れない(前編)4回目(#4)「眠れない(後編5回目(#5)「シミ シワ たるみ」、6回(#6)「肌トラブルQ&A7回(#7)「血管が減る?!」と更年期女性たちの多くが抱える症状について取り上げてきました。

 これからも更年期に伴うさらなる諸症状、たとえば頻尿・尿漏れなど泌尿器の不調など、様々な症状に合わせて専門家のお話を伺いながら、番組に寄せられた視聴者の皆さんからのお悩みにもお応えしていきます。 QOL(生活の質)を下げることなく、ウェルエイジングのヒントを一緒に見つけていきましょう!

【#8】「その動悸、大丈夫!?」

1月22日(土)8:00~8:30
1月23日(日)から再放送多数

出演:クワバタオハラ(くわばたりえ、小原正子)、赤澤純代 (金沢医科大学・女性総合医療センター長)

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