女性チャンネル♪LaLa TV連動企画#02「乳がんのウソ? ホント!?」

#2「乳がんのウソ? ホント!?」

 女性チャンネル♪LaLa TVがお届けする、女性の元気を応援する情報トーク番組『クワバタオハラのゆかいな更年期』。更年期を「愉快に考える」という画期的な番組です。Go Women,Go!』でも毎回、同番組のテーマと連動して、更年期を乗り切るための様々なヒントを紹介していきます。

 第2回目のテーマは「乳がんのウソ?ホント!?」。番組では、更年期世代であるクワバタオハラのお二人が、乳がんに関する疑問や普段から不安に感じていることを、湘南記念病院乳がんセンター長の土井卓子先生に尋ねながら知識を深めていきます。
 アメリカに編集部がある『Go Women, Go!』では、アメリカで暮らす日本人の乳がん患者や乳がんサバイバーの支援システムや、日本とアメリカの予防に対する考え方の違いなどについて取材しました。

乳がんへの向き合い方の日米の違いは「女性の意識」

 アメリカで、女性特有のがん(乳がん、卵巣がん、子宮がん)の治療と向き合う日本人患者さんやサバイバーさんを、がんの経験者が日本語でサポートしてくれる「Japanese SHARE」。アメリカ全土で精力的に活動する支援団体「SHARE」の日本語プログラムです。これまでに1000人以上をサポートしてきた同団体の代表、ブロディ愛子さんに、日米の違いについてお話を伺いました。

編集部:日本よりアメリカの方が乳がん治療は進んでいるのでしょうか?

 日本の方からよく聞かれる質問ですが、私が活動を始めたばかりの頃と比べると日本の乳がん医療技術も進み、今は日米ほとんど変わらないと思います。治療の選択肢も増え、化学治療だけでなく分子標的薬が開発されて、以前は「末期がん」と呼ばれていたものが転移がんと呼ばれ、すぐに亡くなってしまうイメージとは結びつかなくなりました。あえて言うなら、医療保険のシステムが日本とアメリカは大きく異なるので、保険が適用される検査や治療は両国では大きく異なりますね。

編集部:乳がん治療や予防に関して、アメリカと日本で異なることは?

 治療技術は日本も変わりませんが、日本では保険が適用されないものがあり、保険でカバーされる検査の種類はアメリカの方が多いように思います。たとえば今は遺伝子の研究が進んでいますし、早期発見のがん患者さんが手術で取り出した腫瘍を調べて、術後の化学療法の効果を調べるテストがいくつか出てきていますが、日本ではこの検査はまだ一般的ではないようです。

また、アメリカの患者さんは各自が加入している健康保険が異なるため、どんな治療や支援があるかを自分で積極的に調べて選択する女性が多いですが、日本は医師に言われるまま治療を進める患者さんがほとんどだという印象を受けます。

特に大きく異なるのは予防に関する意識ですね。アメリカは、保険が適用されない場合には医療費が高額なこともあり、予防を重要視する人が多いので、乳がん検診、特に40歳を過ぎてマンモグラフィーを定期的に受けている人は約80%です。しかし日本は約47%と全体の半分以下で、お隣の韓国は70%を超え、アメリカとほぼ同じ数字。先進国の中で日本だけが特に低いことが目立ちます。

編集部:なぜ、日本は乳がん検診を受けない人がこれほど多いと思われますか?

 女性たちの「自分に対する意識」の違いがあるのかもしれません。私たちはこれまで大勢の乳がん患者さんを支援してきましたが、検診に行きそびれていた女性たちが多く、また皆さん「とても優しくて、面倒見のいい人」なんですよ。これはどういうことかと言うと、自分よりも子供、自分よりも夫、自分よりも親、自分よりも会社というように、自分の健康管理よりも他の人たちを常に優先してきた傾向がある人たちなんです。

日本の社会風潮も影響しているとは思いますが、子育て中のママ世代やキャリアウーマンなど忙しい女性ほど、自分のことを後回しにする傾向が高いようで、どこも痛くもないのに、わざわざ検診に行く時間を取らないという選択になるようです。

でも、そんな家族や同僚への気遣いが、がんの発見を大幅に遅らせることになり、結果、亡くなった患者さんや、残されたご家族の悲しむ姿も見てきました。自分を後回しにすることは、相手への思いやりではないんです。

編集部:周囲を気遣って自分のことを後回しにした結果、病気になってしまったら家族の面倒も見られないし、仕事も続けられなくなりますね。

 そうなんです。声を大にして言いますが、自分が元気でなければ、子供も育てられないし、家族や同僚を助けることはできません。

アメリカの女性たちは、日本人よりも自分の健康を優先して、自分のために検診に行きます。必要な検診を定期的に受けて健康的な生活を送ることが、結果的に愛する人や家族、自分が好きな仕事を続けていけることになると理解しているからです。

ですので、「会社に迷惑をかけたくないから、半日でも休みたくない」とか、「自分はまだ若いし、家族に乳がんはいないから大丈夫」なんて思わずに、40歳を過ぎたら定期的に検診を受けることを忘れないでください。すべての女性たちが「自分の健康を優先して生活する」という意識を持って、毎日を過ごして欲しいです。

Japanese SHARE代表のブロディ愛子さん

Japanese SHARESHARE日本語プログラム)

1976年に米国ニューヨークでスタートした非営利団体のSHAREキャンサー・サポートが母体。2013年より同団体の正式日本語プログラムとして、アメリカで暮らす日本人、日系人の乳がん、卵巣がん、子宮がん患者とその家族の精神的不安を取り除くためのサポートと、アメリカの最新医療事情や病気に関する関連知識を日本語で提供。サービスはすべて無料。

ヘルプライン:☎347-220-1110(米国東海岸時間 月曜~金曜9am~5pm)
公式サイト:https://sharejp.org

乳房再建手術の情報を届けたい!NPO法人E-BeC

 手術によって損なわれた乳房の形を取り戻すことを目的とした「乳房再建手術」。多くの方にこの手術の正しい情報を知ってもらい、患者さんが希望と自信を持って生きるきっかけを提供することを目指して活動する支援団体、NPO法人E-BeC。

ご自身の経験から、この活動を始められた同団体代表の真水美佳さんのインタビューはこちらです。

あなたの乳がん知識、正しいですか? 

 皆さんは、乳がんに関して、どのくらい正確に知っていますか? たとえば「これを食べるとガンになる」とか、「石灰化は再検査にならなくても悪性になる」とか、人から聞いた噂や根拠のない話にも、ヒヤヒヤしてはいませんか? 
 そこで、番組に寄せられたそんな質問をまとめてみました。さて、あなたはちゃんと答えられますか?

クワバタオハラ
番組では土井先生が、解説をしながら質問に回答してくださいました。ぜひ番組もチェックしてくださいね!

更年期指数チャート、回答はこちら

 第1回目「これって、更年期?」でチェックした「更年期指数」テスト。皆さんの点数は何点でしたか?

採点の結果は、こちらです。

新・LaLa女性外来『クワバタオハラのゆかいな更年期』

 人気芸人・クワバタオハラのお二人が、女性の心と身体をトータルに診る“女性外来”の医師や専門家と共に、明るく楽しくに更年期を乗り切る術を語り合う女性の元気を応援する番組『クワバタオハラのゆかいな更年期』。 番組のMCをつとめるお二人は、それぞれ3人の子供の母であり、45歳という更年期が気になる世代です。

 第2回目(#2)のテーマは「乳がんのウソ?ホント!?」。乳がんは更年期に発症が増加すると言われます。乳がん検診の大切さを伝えるため、10月のピンクリボン月間に合わせての放送です。

 第3回目(#3)以降は、うつや不眠など更年期に伴うメンタルの悩み、頻尿・尿漏れなど泌尿器の不調、動悸・息切れなど循環器の心配など様々な症状に合わせて専門家のお話を伺いながら、番組に寄せられた視聴者の皆さんからのお悩みにもお応えしていきます。 もう、QOL(生活の質)が下がる我慢は不要です。ウェルエイジングのヒントを一緒に見つけていきましょう!

【#2】乳がんのウソ?ホント?!

10月23日(土)8:00~8:30
10月24日(日)から再放送多数

出演:クワバタオハラ(くわばたりえ、小原正子)、土井卓子(湘南記念病院乳がんセンター長)

bnr_1200x200

おすすめ記事