国際結婚に立ちはだかる食生活モンダイ

国際結婚でネックになるのは、これ!

 「国際結婚でぶち当たる壁には、どんなものがあるの?」という質問をよくされる、ジョーンズ千穂です。今回はその中でも特に話題にあがる食生活編をお届けします。

 私は2回目のコロナ・ワクチン接種から2週間が過ぎたので(ファイザー社のものだったので2回接種)、もう抗体が出来たハズだよな~と考えながら、日本に帰省した~い!と心の中で叫んでおります。たぶん、そのせいで「日本で食べる日本のごはん」が非常に恋しくなっています。

 日本食といえば、うちのデビちゃん(夫)は日本の駐在経験があるので、結構日本食には慣れていて(居酒屋が大好き!)アメリカ人にしては比較的、喜んで食べてくれるので、国際結婚をしている方々からは羨ましいと言われることも多いです。日本人と結婚したアメリカ人が全員、日本食が好きなわけではないですから。  でも、日本食が好きなデビちゃんにも「好んで食べようとは思わない」という日本の食材は結構あるんです。さて、それは何でしょう(笑)?

アメリカ人の夫が嫌がる日本の食材、ワースト3

 せっかくなので、周囲の国際結婚組たちにも聞いて、アメリカ人の夫が嫌いな日本の食材ワースト3を調べてみました。では、いきましょう!

第3位:お魚全般
 特に刺身のような生魚がダメ。頭の付いた魚は見るのも嫌。おつまみ系スナックの小魚アーモンドに入っている、あの小さい魚ですら頭があるから嫌だっていう人が結構多い。魚の臭いがダメという人も結構います。


第2位:納豆
 臭いが耐えられない! 味も苦くて不味い! ねばねば感が気持ち悪い!など文句しか聞こえてきません。今、在米国際結婚日本人妻たちの間では手作り納豆が密かなブームなのですが、夫が留守の間に食べたり、ただ我慢してもらうなど、皆さん納豆を食べるために苦労されている様子。特にお子さんがいらっしゃる家庭では、お子さんが納豆好きな家庭が多く、旦那さんは我慢せざるを得ないということも(笑)。

第1位:キムチ 
 「これは日本食材ではない!」という声が聞こえてきそうですが(笑)、相当な数のアメリカ人たちの敵といえるような食材です。日本発祥の食材ではないものの、大勢の日本人がキムチ大好きということで、ご了承ください(笑)。

 キムチに関しては、アメリカ人側からの被害報告によると(笑)、食卓に上がるのはもちろん、「冷蔵庫に入っているだけで臭いから買わないでくれ」とか、「酸っぱくて辛いから嫌」、「食後の口臭がニンニク工場になるのが嫌」(笑)などなど、キムチがすごく苦手というアメリカ夫は多いと思います! ことあるごとにチューする習慣があるから、余計気になるのでしょうかね(笑)?

好きになってもらう努力はしたけれど

 ちなみに、デビちゃんもキムチ、納豆、梅干しが三大NGでございます。

 納豆は、ツナ缶を混ぜた納豆オムレツにしてみたり、大根おろしを入れてみたり、ひきわりにしたり、におわ納豆にしてもダメでした(笑)。

 キムチも、仕事で韓国へよく行くのに、韓国でわざわざラーメン屋に行ったり、ロッテリアに行ったり……。私からしたら、せっかく美味しいものがたくさんあるのにもったいないと思いますが、妻が日本人だからでしょうか、どこに行っても日本食屋を探している彼がおります。ま、しょうがないかと思いつつ、ずるいなぁ~私もロッテリアやら日本のラーメン食べたいな~。持って帰ってきて~なんて冗談を伝えることもあります(笑)。

 それはさて置き、そんな日本人妻たちは「アメリカ人の夫が嫌いな食べ物」も食べたくなりますよね? そういう時はどうするか……。もちろん、彼らがいない時のお楽しみとして食べるのです(笑)。出張や夜勤やゴルフなどで家にいない日は、納豆やらキムチ・デーとなるのです(笑)。

 よく、「アメリカに住んでいるのに日本人たちで集まるんだね?」と聞かれることがあるのですが、日本人同士でポットラックやランチ会などをすると、いろんな日本食を食べられるし、日本語で話せるので、日本語を忘れないためにも結構大切だと思っています。英語漬けの生活だと、ふとした言葉が浮かばなかったり、「あれ?日本語で何ていうんだったっけ?」な~んてこともしばしば(苦笑)。だから、そんな集まりの時の会話で、上記のような愚痴話で盛り上がったり、共感しあっています(笑)。

 もちろん、うちの夫はキムチ大好き!納豆命だよ~!なんて方も稀にいらっしゃいますが、上記のワースト食材が苦手という人は7~8割の確率でいると思います。

 逆に、日本人の方で納豆やキムチが苦手という方もいましたし、日本食は別に恋しくないです、なんて方にもお会いしましたが……この13年間の在米生活でお会いしたのはたった1人です。

 日本でも「男を落とすなら胃袋を掴め」とよく言われますが、これから国際恋愛や国際結婚をされる方は、落とした後のブラインド・スポットにもご注意くださいね(笑)。

 ところで、わたくしごとながら、先日、結婚13年目を迎えました~! 未だに新婚のような気分でいられるのが不思議ではありましたが、これが私たちのスタイルなのかなと、やっと思えるようになりました。お互い人間なので、どんな時も常にラブラブとはいきませんが、チャーミーグリーンを目指して、これからも二人でワクワクを重ねていきたいと思っています。

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