私の人生を変えた一冊の本 #05

古代の人々の叡智がつまった旧暦に想いを馳せる

 一冊の本が人生に与える影響は、ときに計り知れないものがあります。困難から救ってくれることもあれば、想像もしていなかった気づきを与えてくれたり、一歩を踏み出すための背中を押してくれたり……。このコーナーでは、様々な人生を歩む素敵な女性たちから、「人生を変えるきっかけになった一冊」をご紹介頂きます。

 今回ご登場してくださるのは、「旧暦」を暮らしに取り入れやすいように伝える活動をされている、暦研究家の久富有里加さんです。「古代の人々の叡智がつまった旧暦を知ることができれば、私たちは自分自身をゆるすことやエネルギーのバランスを整えることができるはず」と、久富さん。様々な環境や感情の狭間で揺れ動きながら、暦を頼りにできるときに頼ることを提唱する久富さんの「人生を変えた一冊」は、こちらです。

『失敗学のすすめ』畑村洋太郎

失敗学のすすめ』畑村洋太郎

最近、仕事で大きな失敗をしました。

もちろん、これまでもたくさんの失敗を重ねてきました。
ただ独立以降、こんなに大きく心が沈む失敗は初めてでした。

そんな時、この一冊と出会いました。

実は読み始めは期待していませんでした。
というのも、だいたいこういう本は「失敗はたくさんしたほうがいい!」とか
「悪いものではない!」と、ただ生暖かい言葉で諭すだけだと思っていたからです。

ですが、その予想は外れました。
これは「本当に失敗した人が失敗した時に読む本」だったのです。

本の中にはたくさんの失敗をした人の細やかな気持ち、そして分析がまとめられています。

「失敗を認めたくない」などという人間的な感情や「失敗をなかったことにできないか?」など邪念までも。

決して「失敗はたくさんしていいよ!」で終わる表面的な一冊ではなかったのです。

私はこの一冊から、失敗を糧にする真の方法を学ぶことができました。
それと同時に、失敗を学問として包み隠さずリアルに書いてある本だからこそ、なぐさめとエールをも感じることができました。

これから先、長い人生のなかで仕事だけではなく様々な失敗があるでしょう。
仕事で大きな失敗をしたばかりの私ですが、これからも「失敗できるほどチャレンジしたい」と考えています。

そんな中で、また大きな失敗に直面したら、きっとこの本にお世話になるのだと思います。

久富有里加さんのプロフィール

暦研究家の久富有里加さん

暦研究家。2017年から鎌倉在住。新卒で証券会社へ入社。神社仏閣の資産運用担当がきっかけで旧暦に出会う。そこから旧暦を使用していた日本人の、自然と調和して生きる考え方や季節の過ごし方に魅了され学びを深める。ベンチャー企業を経て、2016年にファイナンシャルプランナーとして独立。2020年よりInstagramにて旧暦、YouTubeで旧暦が軸になる九星気学占いの発信を始める。現代を否定することなく、頑張りすぎずに暦と季節に調和していく過ごし方を提案。

暦と季節HP https://koyomikisetsu.com/
インスタグラム https://www.instagram.com/koyomiyomi0416/
https://www.wave-publishers.co.jp/books/9784866211411/
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きょうのこよみ

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