残暑が厳しくても、秋のはじまり
もう9月に入ったというのに、まだまだ残暑が厳しい毎日ですが、
皆さん、いかがお過ごしですか?
9月は秋だよね?と確認したくなるほど暑いですが、
秋になると美味しいお魚が食べたくなります。
なかでも私は、秋刀魚(サンマ)が大好き。
小さな骨が多いけれど、あれをチミチミと取りながら味わって食べるのが堪りません。
そのわりには、あまり上手に魚を食べられないのですが……(汗)。
骨が多い魚でもすごくキレイに食べる方、いますよね。
私もキレイに食べられるようになりたいので努力はしていますが、まだまだ修行中(笑)。
もうひとつ、この魚の好きなところは名前です。
「秋刀魚」という漢字、味があってよくないですか?
食卓に秋刀魚が出てくると、季節は秋なんだなあって思います。
重陽(ちょうよう)の節句
私が「重陽(ちょうよう)の節句」のことを知ったのは、お寺にいた時です。
NHKの「やまと尼寺精進日記」という番組の撮影でこの節句を取り上げたのですが、それまでは全然知りませんでした。
「重陽の節句」は日本の五節句のひとつで、9月9日に長寿や無病息災を祈るもの。
菊の花と栗が使われるので、菊の節句とか栗の節句と呼ばれることもあるそうです。
この節句を家で祝ったことはないのですが、
栗ご飯を食べて長寿をお祝いするなんて、
栗好きの我が家のためにあるような節句なので(笑)
今年は祝ってみようと思います。
もちろん栗だけでなく、菊も用意しますよ(笑)。
行き合いの空に想うこと
この「行き合いの空(ゆきあいのそら)」という言葉を知ったのは、
実は最近なんですが、とても素敵だなと思っています。
夏のモクモクした入道雲と、
秋の少しモヤっとしたうろこ雲やすじ雲の
両方が空に現れることを言うそうです。
季節の変わり目で、お互いが混じり合う。
きっちり分かれているのではなく、ゆっくりと移りゆく。
空の雲を見て、季節の移り変わり感じられるなんて贅沢ですよね。
「行き合いの空」を見上げながら、
物事はゼロか百でなくてもいいんだよなぁなんて、
ふと思ってしまいました。
まだ暑い日が続きますが、今月もみなさま健やかに。
まっちゃんの本『尼寺のおてつだいさん』全国の書店とアマゾンで絶賛発売中!
こちらも好評発売中!