親が情報弱者だと子どもが苦労しそう

読者からの質問:親が情報弱者だと子どもが苦労しそう

こんにちは。8月号のこの連載(Vol. 31)で「子どもでもできる投資がいろいろある」と知り、自分がそういうことを全然知らなかったことにショックを受けました。親(私)が情報を知らないことが、子どもの人生に良くない影響を及ぼしたり、できたはずのことができないかもしれないと思うと、いてもたってもいられなくなりました。うちの子どもでもできる投資についてもう少し詳しく教えてください。

海外では小学校から投資を勉強する

海外では「子どもが投資で自分の学費を稼ぐ」なんて、
日本に住んで、子どもの学費にひいひい言ってる親からしたら
願ってもない話やな。

イギリスに住んでた人に聞いてたんやけど、
小学校から投資の勉強の時間があって、
先生が株の買い方を教えてくれるそうや。

日本でも、投資の授業が高校に入ってきて、
家庭科の先生や金融機関が金融庁のテキストを元に授業しはるそうやけど、
心トキメクお金の世界、
楽しゅう伝えてほしいな。

今までは、子どもの投資っていうと
「ジュニアNISA」っていうNISAの子供版の制度を利用するようにすすめててん。

ただ、それ、今年で終わりやねん。

「ジュニアNISA」の口座をまだ作ってへん、っていう人は
残念やけど、もう使えへん。
9月29日でジュニアNISA口座手続きは終了してしもてん。

これからは、子どもさんが18歳になるまで、もうNISAは使えへんねん。

今「ジュニアNISA」の口座を持ってる人は、
そのNISA口座の中で12月29日までに受け渡しを受けた株・投資信託は、
子どもが18歳になるまでずーっと非課税の恩恵を受けられる。

株は買ってから受け渡しまで3営業日、
投資信託は大抵もうちょっと長めで5日とか7日とかかかるもんがある。
そこ要注意してな。
受け渡しが年明けになると、もうNISA口座には入らへんねん。

今年は分かれ目の年や。

ほな、来年からは、どうするか?

未成年口座を開けてあげて

子どもさんには
未成年口座を開けてあげて。

売却益や配当には20.315%の課税はあるけど、
投資は非課税でなくてもする価値がある。

未成年やし、口座を作るには親の同意がいる。

なかには親がその証券会社の口座を持ってることを
条件にしてる証券会社もあるから、チェックしてな。

投資するもんは、株でも投資信託でも、大人と変わらずなんでもできる。

子どもさんの年齢にもよるけど、
親御さんが勝手に決めるんとちごて
一緒に勉強しながら、
好きな商品やキャラクターなど関連するもんを子ども自身で決めて、
それを親御さんが一緒に会社の中身を見てあげて、少額から投資するといいよ。

そうなると、株は100株ではなく1株から投資できる証券会社で
口座を開ける方がいいね。

子どもは投資をするようになると、

●経済や国際ニュースに関心を持つようになる
●会社のことを研究するから、自分の進路も早くから真剣に考えられるようになる
●この先が長い分、大人より長期投資の恩恵をうけられる

というメリットがある。

ま、
○損することもある
○判断力が弱く、知識が浅い場合は詐欺に引っかかる可能性もある

けど、それは大人も変わらへん。

私も子どもと親が一緒に楽しんで勉強できる、
「親と子の、仕事とお金のトキメク学校」っていうオンラインスクールを始めたよ。

子供のうちから、お金や仕事のこと、向き合って
素晴らしい未来を作ってほしい。

そう思って、心を込めて作った学校です。
親御さんにも、めっちゃ勉強になると思うで。

なんで「親と子の、仕事とお金のトキメク学校」を作りたいのか?
YouTubeで話しているので、聞いてもらえると嬉しいわ。

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