やりたいことがあるなら今やろう! 「世界一周、親子旅」#11

コンドルが舞う谷、コルカ・キャニオン

 こんにちは! 家族4人で世界一周旅を続けているMimiです。新年がスタートしましたね。私たち家族は、ペルーのピサックという小さな村で新年を迎え、現在はコロンビアに戻ってホッと一息ついたところです。今回は約5カ月滞在したペルー旅の最後の1カ月を振り返ります。


 ペルー南部にある峡谷、コルカ・キャニオン(Colca Canyon)で、野生のコンドルが見られると聞き、私たち家族もコンドルを見に行ってきました。

 ペルーでは、コンドル、ピューマ、ヘビは3大動物とされ、街の至るところの壁に絵が描かれているのを見かけます。コンドルは、インカ帝国の時代から天の象徴とされ、「人間界と天を結ぶ大切な存在」としてあがめられてきたそうです。ピューマは強さと知恵の象徴で「生きている世界」を意味し、ヘビは「死者の世界」を意味します。コンドルは主に南米のアンデス山脈に生息し、鳥類の中でも最大。標高5,000メートルの高さまで飛べるため、神々や星の世界とコミュニケーションを取ることができると言われていたのだそう。

 コルカ・キャニオンへ行くには、ペルー第二の都市アレキパから4時間ほどバスに乗ってチバイという街を経由し、さらに車で1時間半ほどかかります。コンドルが見られるのは早朝の確率が高いとのことで、早朝5時にチバイの街を出発しました。コルカ・キャニオンに向かう道中は、素晴らしい絶景の連続。プレインカ時代から続くアンデネスと呼ばれる段々畑が延々と広がり、道中の景色を見るだけでも来る価値があると思うほどの景色が広がっていました。

 コルカ・キャニオンの見晴らし台に到着。峡谷の長さは約70 kmにも及び、壮大なスケールです! 美しい景色を眺めながら待つこと約2時間、ついに野生のコンドルを見ることができました。大きな羽を広げ、優雅に舞うコンドル。さすが鳥類の王様!風に乗って滑空する姿は、風格があり、大変感動しました。息子たちも歓声を上げて喜び、親子で感動を共有できたことも嬉しかったです。神聖なコンドルを間近に見られるコルカ・キャニオン。私たちが訪れたのは11月だったので、コンドルの数は少なめでしたが、6月と7月はコンドルが多い時期だそう。ぜひ、ペルー旅の候補地に入れてみて下さいね。

地元の学童施設に子供たちを通わせて

 ペルー旅の最後に滞在したのは、小さな村ピサック。クスコからバスで1時間という便利な場所にありながら、聖なる谷と呼ばれるウルバンバ渓谷に周囲を囲まれた自然豊かで小さな村です。以前にもピサックに3週間滞在しましたが、居心地の良さが気に入り、また戻りました。子ども同士で遊べる場所を探していたところ、友人がローカルの学童施設を紹介してくれたので、息子たちを1カ月通わせることにしました。

 その学童施設はアメリカ人が主催するNGO団体で、放課後に地元の子どもたちが来る遊び場となっています。そこに通う子どもたちは全員ペルー人。英語や算数、チェス、音楽、アート、ヨガなどのクラスや、ペルーならではのケチュア語(インカ帝国の公用語)のクラスもあり、自由に参加させてもらえます。小さな村なので子どもや親同士が顔で繋がっているので、とてもアットホームな環境です。

学童施設で感じた息子たちの成長

 最初はペルー人の子どもたちに圧倒され、「行かない〜!」と言っていた次男でしたが、学童施設に通い始めて3日目には、親がいなくても遊べるようになりました。長男は片言のスペイン語を駆使しながら、毎日のようにお友達と戦いごっこをして遊んでいました。言葉は違っても、子どもの遊びは世界共通なのですね。

 ペルー人の子どもたちは、フレンドリーで人と人との距離が近く、年上の子が、年下の子の面倒を見ることが普通にできている子が多くいました。息子たちが早く馴染めたのも、温かく迎えてくれた子どもたちや先生のおかげでしょう。また、街で「じん、ゆう!」と声をかけられたり、道端で遊びが始まることもよくあり、親としても喜ばしいことでした。旅を始めた当初より、環境に打ち解けるのが早くなった息子たちを見て、この2年半の旅で、「みんな違って当たり前」という精神が根付いたように感じ、改めて子どもの適応能力の高さにも感心させられました。  

 また、こんなこともありました。お迎えの時間を私が間違ってしまい、滞在していたホステルにいたところ、息子たちが2人だけで帰ってきたのです。徒歩15分という距離ですが、ビックリして「どうやって帰ってきたの?」と尋ねたところ、「学童施設の子どもたちと一緒に帰ってきた」と。言葉の壁もある異国という環境の中で、現地の子どもたちとコミュニケーションを取って、自分たちだけでホステルまで帰ってきたことにはとても驚かされました。もちろん、治安面は気を付けなければいけませんが、息子たちには「自分で問題を解決する力」が備わってきていると成長を感じました。今後も、実体験や五感で感じて得るものを大切にしながら、子ども同士が遊べる機会を増やしていけたらと思います。

 約5カ月間、バックパックで旅したペルー。大自然、文化、歴史、料理、民芸品、人々など、地域ごとにまるで違う国のような魅力があり、一言では語り尽くせないほど面白くて大好きな国になりました。

 私たちの旅はまだまだ続きます。エクアドルの陸路国境が再開したため、ついにキャンピングカー旅を再始動。次回から再び、キャンピングカー旅の様子をお届けしていきます。お楽しみに!

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