美容効果が高いドライフルーツは太るのか?

カロリーはそこそこ高いです(笑)

 ドライフルーツとはその名の通り、果物を乾燥させたもの。乾燥させることで水分が抜けて成分が凝縮したドライフルーツは、生で食べるよりも効率よく栄養を摂取できるので美容効果が高く、ミネラルも豊富。でも心配なのは、そのカロリーですよね。

 元ミス・ユニバース・ジャパンの公式栄養コンサルタントで、「世界一の美女になるダイエット」等の著書でも知られるエリカ・アンギャルさんも、「間食するならドライフルーツを」と勧めています。多くのモデルたちも常備しているドライフルーツの美容効果が高いことはお墨付きですが、なんでも食べすぎれば太ります(笑)。ですから、食べ過ぎないように毎日美味しく頂くというバランスの取れた量を摂取することが大切です。また、ここでお話ししているドライフルーツは果物をそのまま乾燥させたもので、砂糖漬けされたドライフルーツではありません。

 ドライフルーツの種類は豊富で、カロリーもさまざま。たとえば人気の高いレーズンは100g当たり315カロリーですが、いちじくならば100g当たり291kcalです。そこで人気の高いドライフルーツの100g当たりのカロリー(目安)を表にしてみました(日干しやフリーズドライ(急速冷凍)など、製法によってカロリーは少々異なります)。

いちじく 271カロリー
アプリコット(あんず) 288カロリー
バナナ 299カロリー
レーズン 301カロリー
いちご 302カロリー
メロン 375カロリー
マンゴー 380カロリー (カロリー参照元

 つまり、どの果物もそこそこカロリーが高いということが分かります。ダイエットには不向きということなのでしょうか?

糖質も見過ごせないポイント

 ダイエットをするときに気をつけるのは、カロリーだけではありません。糖質のチェックも大切です。さて、ドライフルーツには、どのくらいの糖質量が含まれているのでしょうか? 下記はドライフルーツ100gあたりの糖質量です。

いちじく 64.6g
アプリコット(あんず) 60.5g 
バナナ 71.5 g
レーズン 76.6g
いちご 79.8 g
メロン 85.9 g
マンゴー 88.7 g

 カロリーだけでなく、糖質もなかなか高いことが分かります(笑)。それでもドライフルーツがダイエットにいいとされる理由はずばり、栄養素の高さです。

こんなに優れた栄養素が摂れるドライフルーツ

 フルーツにはミネラルやビタミンが豊富に含まれていることは、みなさんご存知ですよね? ミネラルやビタミンには、老化の原因となる活性酸素を抑える抗酸化作用があるので美肌効果も期待できます。

 たとえば、いちじくには食物繊維や鉄分、カリウムが豊富に含まれているので、便秘解消やむくみに効果があります。レーズンは、カルシウム、マグネシウム、鉄分、ミネラル、カリウムを多く含んでいます。マンゴーはカロリーは高いものの、ビタミンA 、ビタミンC、葉酸、βカロチン、ナトリウム、カルシウムなど栄養素が豊富に含まれています。

 このようにドライフルーツには、健康的なダイエットには欠かせない栄養素が豊富に含まれているのです。栄養素が高いので、食べたときの満足感もあります。栄養バランスを考えずに、カロリーと糖質の摂取量を低くするだけでは、美しく痩せることはできません。モデルや芸能人たちの多くがドライフルーツを毎日食べていても太らないのは、食べ過ぎないようバランスを上手く取っているからでしょう。

 最後にもうひとつ。保存料などはカラダだけでなく美肌を損なう原因にもなり得るので、ドライフルーツは無添加のものを選びたいですね。バランスよく食べて、健康的なダイエットを心がけましょう。

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