あなたの副業教えてください!

コロナ禍でパート先がなくなってしまった

 副業とひとことで言っても、アルバイトやダブルワークをするという副業や、個人でオンライン投資をしたり、ネット販売をしたり、noteで執筆業など、その種類もさまざま。「ちょっと副業してみたいな」という気軽なスタンスの方々もいれば、長引くコロナ禍によって副業することを余儀なくされた方々もいるかも知れません。このコーナーでは持ち前の特技や趣味を活かしたり、できる範囲の中から何かを見つけて副業へ発展させた方々からお話を伺っていきます。

 第1回目は、メルカリで副業をされている愛知在住の主婦、さくらさん。長年お勤めしていたパート先の会社がコロナ禍で傾いてしまい、お仕事を失ってしまったことで、自宅にいながら出来るメルカリを始めたそうですが、9カ月たった今ではパート時代を超える収入を得られるようになったそうです。どうやって、ここまで行きつけたのか、さくらさんにお話を聞いてみました。

メルカリが「ビジネス」になるなんて考えていなかった

―そもそも、なぜ副業を始めようと思ったのですか?

 「コロナ禍でリストラされたからです(苦笑)。再就職しようと、いくつか面接も受けたのですが50代後半という年齢的なことや、コロナ不況などで雇ってくれる先がなかなか見つからなかったので、どうせ家にいるなら、以前にやったことがあるメルカリで、断捨離も兼ねて不用品販売をしてみようと思ったのがきっかけです。ちょうどその頃にツイッターも初めたのですが、「メルカリを仕事としてやっています」というツイートを多く見かけたんです。なかには、お勤めと同様か、それ以上の金額を稼いでいる人もいるらしいことに、とても驚きました。メルカリってこういう利用方法もあるんだ、それなら私もトライしてみたいなって思って、それを実現するために必要な情報を集めて、真剣に勉強するようになっていきました。」

―メルカリで「家にある不用品を売っている」のではない、ということですか?

 「もちろん私も、最初にメルカリを始めた頃は家で使わなくなったものや、一時期はまって大量に作ったハンドメイド作品などを販売することから始めました。でも、不用品販売だけでは、いつかは売るものがなくなります(笑)。なので、これからずっと収益を得ていくためにはどうすれば良いかと考え、仕事として成果をあげている人たちの情報をリサーチしはじめたんです。どのようなやり方が良いのか、何を扱えば良いのか、自分にあった方法をいろいろ考えながら試行錯誤し、トライ&エラーを繰り返してきました。今でもその繰り返しではあるのですが(苦笑)。」

―たとえば、どんな失敗や試行錯誤があったのですか?

 「まず最初の壁は、扱う商品の選択と仕入れでした。それに加えて、メルカリでは値引き交渉当たり前、送料は出品者負担が大前提なので、この点も考慮しなくてはなりません。販売価格は仕入れ値、手数料、送料を考慮した上で決めないとならないのです。送料を抑えるにはサイズが小さいものを扱った方よいので、アクセサリー類の販売にトライしたこともありました。でも、値段が安いものは数量を多くさばかないと利益は出ませんし、サイズが小さくても売れた際の手間は商品の大小に関わらず同じです。個人の労力でも無理なく利益が出せる、そんな商品はないものか。やはり素人でメルカリ収益化は難しいのかと悩んでいた時、たまたまずっと使わずにしまってあったブランドもののバッグを出品したら、すぐに好条件で売れたんです。ひとつの商品でも利益が出せる! そう気づいたきっかけになりました。ブランド品の販売に特化すれば、個人でも可能性があるのではないかと考えるようになったんです。」

―そう決めたあと、何をされたのですか?

 「メルカリで安定した収入を得て行くためには、やはり既に成功している人たちの方法を学ぶことが不可欠だと思い、ハウツーを学べるオンライン・スクールをいろいろ調べ始めました。でも半年間のコンサル料が30万円とか50万円くらいするので、私にはとても無理(泣)。スクールに入れば、そこが契約している卸業者から品物を安く購入できる特典なども付いていたので魅力的でしたが、とにかく高額すぎて、申し込むことに躊躇していました。ブランド品の転売は利益は大きいですが、仕入れのルートやある程度の資金も必要です。仕入れ値を抑えるためには中古品を扱う必要がありますが、質の悪いものは、たとえ安く仕入れることができても、販売価格もそれほど高くはできません。
 では、どうすれば良いのかと悩んでいた時、バッグなどの傷を修復するリペアという技術があることを知りました。安く仕入れてリペアをして良い状態にしてから販売すれば、購入する方にも喜んでいただけるはず。ぜひ、技術を身につけたい!と、リペアを学ぶコンサルに申し込みました。商品を販売してお金をいただくということは、その商品に対しての責任がありますので、いい加減にはできません。そのためには、きちんと技術を身につけることが不可欠ですし、その投資はしないと何も始まらないかなと、そこは思い切れました(笑)。もちろん、まだ経歴は浅いので基本中の基本レベルですが、実際にリペアを実践しながら少しずつ技術を磨いているところです。」

―技術の習得に目をつけたのは、素晴らしいですね!

 「もともとハンドメイドで何か作ったりすることは好きだったので、リペア技術を勉強することは楽しいです。小さな傷なども補修することで見違えるようにきれいになるので、やりがいもあります。でも、やればやるほど奥深いですよ(苦笑)。やりながらも、まだまだ勉強中なので、これはとても人様にはお出しできないなという失敗作品もあります。もちろんお蔵入りですが(笑)。でも、それも投資だと思っています。 実は、ブランド品リペア販売で最も大変なのは、リペア技術の取得よりも仕入れなんです。何を選ぶかが最も重要な部分でもあるので、業者に任せるのはなかなか難しく、結局、自分でコツコツ探すことに落ち着きました」

―副業の収入は? 入ったお金は何に使っているのですか?

 「以前、事務のパートで月曜から金曜の午前10時〜午後4時まで働いていた頃の給料よりも、メルカリの方が、ずっと良いです。今のところ、副業で得たお金はほとんど仕入れや経費にまわしています。今はまだ出品している商品数が少ないので、良い商品をたくさん並べられるように、そちらに力を入れています」

―この副業をはじめて、良かったと思うことはなんですか?

 「メルカリでは商品購入後の評価欄があって、良い悪いの評価だけをする方もいる中で、コメントを書いてくださる方々も多くいらっしゃいます。“すごく綺麗な商品をお手頃価格で購入できて、とても嬉しいです”とか、“購入できて良かったです。すごく気に入ってます”などのコメントを見ると、頑張って良かったと思います。それから、メルカリはオンラインショップですから、自分が寝ている間に購入していただけたりもします。朝起きて、“◯◯さんが◯◯を購入しました”というメッセージを見たときなどは、とても嬉しいです(笑)。」

―今後は何をしていきたいですか?

 「リペア技術のスキルをもっと上げて、手がけられる商品を増やしたいです。今はまだ出品数が少ないので、月によっての売り上げに波がありますが、数を増やして収益も安定させていきたいですね。また、メルカリは出品すればおしまいではなく、購入していただくためには出品後もやるべきことがたくさんあるので、まだまだ効率を上げて行くための勉強も続けていかなくてはと思っています。コロナ禍で職を失っていなければ、ツイッターも始めてなかっただろうし、メルカリを仕事にしようなんてことも考えなかったと思いますが、今は、自分の努力次第で可能性が広がる副業に出会えて良かったと思っています。私は50代後半なので、年齢的にも近いうちに年金生活となりますが、その頃までには収益を安定化し、心的も物理的にも余裕のある生活ができるよう、楽しみながら副業生活を充実させていければと思っています。」

取材に協力いただいた、さくらさんとベルちゃん(ベルちゃんは鳴き声で参加・笑)。さくらさんのツイッター、元気がでます!

さくらさんのプロフィール

アラフィフの主婦。愛知県在住。子供2人は独立したので、夫とトイプードルの愛犬ベルちゃんと3人(2人+1匹)暮らし。2020年6月半ばからメルカリを開始し、メルカリでブランド品のリペア販売をする物販業を主軸にさまざまな情報を発信。複数の柱を立て、時間もお金も気持ちも豊かになる理想のライフスタイル、やりたいことを選べる人生を送るべく、いろいろと構築中。
ツイッター https://twitter.com/sakura33318 
note   https://note.com/sakura33318

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