住所なし

月額4万円で「日本全国住み放題」

 長期化したコロナ禍でずっと家ごもりを続ける人もいれば、「テレワークだからこそ、これまでは違う場所で生活してみたい」と思う人も多いようです。自粛期間中には世界中の人たちが自分の人生について考えさせられたからか、多くの人たちが実家に帰ったり、都会から田舎に引っ越したり、思い切って家を売買したりして、人生の見直しや軌道修正をしているようです。

 今までにはない様々な新しい暮らしのカタチもどんどん生まれています。なかでも話題のサービスが、月額4万円を払えば敷金や礼金なしで、日本中に120箇所以上もある物件に自由に住める「ADDress」です。選べる物件数やロケーションだけでなく、動画配信サービスやアプリのように毎月定額を支払うサブスクリプション・サービスであることも注目されています。

 こんなにお手頃なのは、物件はシェアハウスのような「多拠点コリビングサービス」だから。一家族が貸切で一軒家に住めるのではなく、いきたい土地にある一軒家の一部屋をひとりで数日〜2週間ずつ借りて渡り歩くようなイメージです。

おもしろそうな副業!「家守」って何?

 会員になって月額4万円(税別)を支払えば、敷金礼金などの初期費用もなく、月額料金にはWi-Fiや光熱費も含まれているので、旅行にいくような気軽さが人気の秘密のようです。しかも会員(契約者)と一緒ならば同伴者1名も追加料金なしで利用できることも魅力。ただ、その同伴者(パートナー)は3カ月間は変更できないので、最低でも3カ月は続く相手かどうか見極めた方がよいかもしれません(笑)。

 それぞれの家には物件を管理する「家守」がいて、家の管理をしたり、地域のことを教えてくれたり、一緒におしゃべりしてくれるそう。家守は公募で給料は月2万円〜5万円。住み込みオプションもあり、副業での家守もOK。こんなに多くの出会いがある副業を持ったら、人生が変わりそうですね。なかには温泉つきの物件や縁側のある家も。4万円で山や畑に囲まれた古民家での生活、もありかもしれません。

住所を持たないアドレスホッパー

 この「ADDress」のようなサービスは、実家や持家、借家など「現住所となる住居」があって、気分転換やテレワーク地として数日ずつ利用したり、知らない人と出会ったり、いろんな土地を訪れることを楽しみたい人にはぴったりなサービスといえそう。普段の生活のプラスアルファなら、長めの旅行のような感覚で軽やかに渡り歩けそうです。

 サブスク住居より、さらに自由な生き方をしているアドレスホッパーと呼ばれる人たちもいます。特定の住所を持たず、ホテルやゲストハウス、月単位で借りられるマンスリー・マンションなどを転々としながら生活。住所を持たないことで自由度が増し、いきなり翌日から遠方で暮らしてみたり、移動を続ける中での出会いが増え、移動生活を通して対応力が身につくことなどが魅力のようです。

 アドレスホッパーと聞くと、「お金を節約するために家を持たない」とか、「家賃が払えないから、そうしている」と思う方もいるようですが、ホテルや月額マンションは賃貸の家賃よりもずっと割高ですから、この生活スタイルは節約にはなりません。また、アドレスホッパーをするには荷物はスーツケース1〜2つまでという話も。大事な持ち物はトランクルーム(貸倉庫)や実家などに預けて、残りはすべて処分するとか。身の回りの必須品が多くなりがちな女性にはかなりハードルが高そうですが、スーツケースひとつまで生活を削り落とせたら、新しい人生の風景が見えるのかも?!

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