まっちゃんの暦あそび 十月「秋といえば、栗」

とにかく栗が好き!

 食欲の秋の到来です。葡萄、梨、きのこに秋刀魚……。秋の美味しいものはいろいろありますが、忘れてはならない秋の味覚といえば、女性が好きな食べ物とも言われる芋、栗、南瓜(かぼちゃ)。江戸時代には女性が好きなものを並べた「芝居蒟蒻芋蛸南瓜(しばい・こんにゃく・いも・たこ・なんきん(かぼちゃ)」という言葉があったそうですよ。

 なかでも私は栗が大好きです。今年は知り合いのところで栗拾いをさせてもらったのですが、腰が痛いなんて言いながらも時間を忘れて大はしゃぎ。栗でいっぱいになったバケツを見て、とても幸せな気分になりました。

 栗ご飯に渋皮煮、シンプルに湯がいて食べる栗も美味しいですよね。子どもの頃から変わらず今も好きなものって、栗だけかも知れないというほど大好きな栗。小学校の運動会の時には、母に頼んでお弁当と一緒に湯がいた栗も持ってきてもらっていたことを思い出します。

運動会のあの競技

 運動会といえば、最近は必ずしも秋の行事ではなくなってきているんですね。近年は秋でも残暑が厳しく、行事を分散させるためにも春に運動会を開催する学校も増えているとか。

 私が子どもの頃は、運動会は楽しい秋の行事の代表格でした。勉強よりも運動のほうが好きだった私は、運動会は競技の練習のときから楽しんでいましたね。綱引き、玉入れ、かけっこ、ダンスなどいろんな競技があって……。リズム感がないのでダンスは苦手だったけれど、どの競技も楽しかったな。

 その頃は学校だけでなく、町内会でも運動会があったものです(今でもあるのかな?)。会場がそれほど広くなかったのでトラックのカーブを走るのが難しかったけど、どう上手に走るかで盛り上がる。そして、あの憧れの競技、パン食い競争です(笑)! 食べ物を追うからか、やたらテンションがあがるんですよね。そうそう、飴玉探しもありました。飴がなかなか見つからないと、どんどん顔が真っ白になるのが面白い。それを見ているみんなも楽しそうだったなあ。

 今はもうない競技もあるだろうけれど、運動会のワクワク感は今も同じだといいな。

秋の七草 春との違いは?

 春だけでなく、秋にも七草があることをご存知ですか? 

 秋の七草は、ハギ(萩)、オバナ(すすき)、クズ(葛)、ナデシコ(撫子)、オミナエシ(女郎花)、フジバカマ(藤袴)、キキョウ(桔梗)。万葉集の山上億良の二首の歌が、秋の七草の始まりだそうです。

「秋の野に 咲きたる花を 指折り(およびをり)かき数うれば 七種(ななくさ)の花」

「萩野花 尾花 葛花 撫子の花 女郎花 また藤袴 朝貌の花」

 春の七草は一年の無病息災を願って七草粥にして食べますが、秋の七草は鑑賞して楽しむものなんですって。なんと、私はこの歳になるまで知りませんでした。いくつになっても知らないことがたくさんあるものです。

 今月は十三夜ですが、栗の収穫期にあたることで「栗名月」とも呼ばれるそう。栗好きには親しみやすい呼び名です。秋の七草を七種すべて揃えるのは難しそうだけれど、一種類でも飾って、栗名月を愛でるのもいいかもしれませんね。

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