50才で起業します!気をつけることは何ですか?

読者からの質問:50才で起業。何に気をつけたらよいですか?

 今年、50才になります。介護関連会社に長年勤務してきましたが、自分の会社を持つという夢を追うには年齢的に最後のチャンスだと思うので、年内に退職して独立する予定です。具体的には、時代の流れに沿った高齢者関連事業で知られるフランチャイズ起業の準備をしています。退職金を含めた自己資金3000万円で開業し、1年間の運営までは自己資金でできる予定なので、無謀な計画ではないと思っています。独立には様々なリスクがあることは自分なりに理解しているつもりですが、なかまつ先生が、はじめて独立する人に必ずアドバイスされるのは、どんなことですか?

フランチャイズには本社の意向とロイヤリティがある

私は実は、起業塾もしてるねん。
心に浮かんだことを率直に話させてもらうね。

独立起業するのは、情熱がいるねん。
大概の人が失敗するのは、その情熱がないから、やと私はおもてる。

介護事業に長年勤務してきたんやったら、
自分で介護事業を起こす、ってことは考えへんかったん?

“時代の流れに沿った高齢者関連事業のフランチャイズ”は
ロイヤリティがとられるんやで。

本社の意向が変わったら、それに合わせなあかんで。

さらに時流に乗った新しい高齢者関連事業が出てくることは
当たり前に考えなあかん。

自分やったら
「こんな環境下では、こう動かなあかん」
長年の経験であなたがそうおもても、
本社の決定には逆らえへん。

フランチャイズの社長は、
自由な指揮権はもてへんよ。

それでもあなたの夢
「自分の会社を持つ」
ことになるんかな?

そんな高額な資金が必要か?

私がおもうに、
フランチャイズに入って、そこの社長になるっちゅうのは、
起業するのと、勤め人でいることの中間のような気がするねん。

マニュアルがある
広告もしてくれる
知名度もある

そのなかで、自分の経験を活かして、自分の会社を持てる。

3,000万円の開業資金。

普通、開業するのに3,000万円もいるかなあ。
そこの会社の、うまくできたパンフレットや、
フランチャイズ説明会のプレゼンに浮かされた
向こうの会社にとって、めっちゃ利益率の高い数字にみえんことも、ない。

これ失敗したら、すってんてんになるんとちゃいまっか?

無謀な計画でないと思うんやったら、やったらよろし。
私にはなんで、3,000万円もいるんかわからへん。

小さく産んで、大きく育てる

私の周りには、フランチャイズに頼らずに、
自分のできる範囲で、まずは小さく介護事業をスタートしてはる人が
いっぱいいはるねん。

みんな、古い一般住宅を改造したり、借りたりして、
グループホームやデイサービスをしたはるわ。

なかには看護師として勤務しながら、NPO法人を立ち上げて
デイサービスや巡回カウンセリングの会社を始めたり、
2店舗目、3店舗目をふやしたはる人も多いよ。

小さく産んで、大きく育てる。
そんな感じや。

なんで50才になって独立しようとおもたん?
今の仕事で嫌なことがあったんとちゃうか?
介護関連事業だけしか、その会社だけしか勤めたことがないんやったら、
もうすこし世間を知ってからでも、ええんとちゃうか?

いきなりオーナーか?

同じような企業で、尊敬できるところ
若い起業家でビジネスを拡大しているところで
働かせてもろても、いいんとちゃうか?

そもそも自分は社長の器かを考える

時代の流れは変わるよ

その時、貴方は新しい変化についていけるかな?
まったなしの困難な状況に陥っても、前向きに、最後まで
可能性をもとめて、周りをひっぱっていけるかな?

そして
そもそも貴方は社長の器なんかな?

きつく聞こえたらごめんな。

でも、社長。
社長の器じゃない人に使えるもんは、悲劇や。

心の勉強もしなあかんで。

人を雇うのは初めてやろ?

給料以上に働かないと、社員を憎くおもたらあかんで。

この人らに、もっと給料を渡したい、
そう思えるか?

今はそう思えんでも、そう思えるように修養しよう。

謙虚にそう考える人に、私は社長になってほしいと思うねん。

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