![まっちゃんの暦あそび 第二十七回 六月「梅雨」](https://www.gowomengo.press/wp-content/uploads/2024/05/MT-Eyecatch-2406.jpg)
Contents
雨の日の気分を上げるもの
じめじめと湿った日が続く梅雨の時期は
気分だけでも晴れやかにしたいものですよね。
私にとって雨の日でも気分があがるアイテムは、傘。
「今日も雨か……」と思うより、
「今日は傘の出番!」と思うほうが、ちょっと楽しくなるからです。
初めて自分でちゃんとした傘を買ったのは高校生の頃。
なぜか「自分で選んだ傘がほしい」と思い立って
お小遣いを握りしめて傘の専門店に行ったんです。
想像していたよりも、デザインも色もサイズも素材も選択肢がたくさんあって
お店に1時間くらい居座って悩みぬいた末に1本選んで買いました。
1カ月分のお小遣いと同じくらい高価だったし、
こだわって選んだので大事に大事に使っていたんですが
ある日、どこかに置き忘れてしまって離れ離れに……(涙)。
あれから何本も傘を買っていますが、
雨が降っていないときの持ち運びには特に気をつけています。
皆さんもお気に入りの傘は置き忘れないでくださいね。
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夏至は季節の節目
今年の夏至は6月21日。
この日が一年で最も昼が長い日で
冬至とは日照時間がなんと5時間も違うそうです。
毎年のことですが
夏至の翌日から夜が少しずつ長くなっていく———
夏がこれからピークに向かうという時にそう聞いても
ちょっとピンとこない気もしますが、
天体はずっと回っているってことですね。
冬至には全国的な風習があるのに、夏至は地域によるそうです。
京都では夏至には和菓子の水無月(以前この連載で描いたイラストはこちら)、
大阪周辺では夏至にもタコを食べる風習もあるそう(こちらも以前の連載より半夏生の由来)。
今年は暑くても、ハフハフしながらタコ焼きを食べてみようかな。
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暑気払い
「暑気払い(しょきばらい)」とは言葉通り、暑い気を払うこと。
二十四節気でいう「夏至から処暑(8月23日頃)まで」が「暑気払い」の時期だそうです。
暑さで体の中にこもった熱を取り除くために
キューリのように体を冷やすと言われる野菜や、
かき氷のように冷たいもの食べたり、
水辺などに行って涼しみましょうね———ということなんですが
なんだか、アナログでいいですよね。
風鈴の音とか、家の前の打ち水とか……
昔は暑い日の涼のとり方のにも風情がありました。
昨今の暑さではエアコンなしではとても暮らせないけれど
風情だけでも取り入れたいなと思います。
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