まっちゃんの暦あそび 第二十六回 五月「風薫る」

風薫る五月

五月といえば、風薫る——
それって、どんな匂いなのでしょうか。

「風薫る」とは、初夏のさわやかな風のことを言うそうです。

つまり、五月にはいい匂いがするってことですよね。

いい匂いっていうと
新緑の匂いとか、作物が育つ土の匂いとかかな。

思いっ切り深呼吸したら、さわやかな気分になれそうです。

まっちゃんの暦あそび 5月 風薫る

柏餅は美味しいだけじゃない?

柏餅は江戸時代に生まれたそうです。

古くから柏の木は神聖な木。
五月頃に新芽が出ることから
「跡継ぎが絶えない」にかけて子孫繁栄につながり
端午の節句に食べられるようになったとか。

私は布団派なんですが、
敷布団を二つに畳むとき「柏餅みたい」って思ったこと、ありませんか?
布団を二つ折りにして、その中に寝ることを柏餅と呼ぶんですって。

それを知って妙に柏餅に親近感が湧きました(笑)

まっちゃんの暦あそび 5月 柏餅

立春から数えて八十八夜

春から夏に変わる節目、立春から数えて八十八夜。

この頃は気候が安定するので
種まきや田植えの準備、茶摘みなど農作業に最良で
しかも「八十八」夜を組み合わせると「米」という字になるので、
農業をする方々が五穀豊穣を祝う日だそうです。

「八十八夜」には末広がりの「八」が2つも入っていて縁起が良いので
「八十八夜」に摘み取られる新茶を飲むと一年を災いなく過ごせるとか。

お茶は大好きなので、たくさん新茶を飲んで災いのない年を過ごしたいものです。

まっちゃんの暦あそび 5月 八十八夜

まっちゃん連載コラムへのバナー

まっちゃんの本『尼寺のおてつだいさん』全国の書店とアマゾンで絶賛発売中!

尼寺のおてつだいさん書影

こちらも好評発売中!

やまと尼寺精進日記 書影

『やまと尼寺精進日記』1〜3巻

やまと尼寺精進日記 DVD

やまと尼寺精進日記 DVD』はこちらから

おすすめの記事