
心身の不具合やエイジズムを乗りこなす
あなたは自分の誕生日をポジティブに祝っていますか?
「1本から始まったろうそくも、気づけば52本になりました」と語るのは、心の中や世の中に対するもやもやを言語化し、アラフィフ女性たちから絶大な支持を得るジェーン・スーさん。
本書は雑誌『美ST』で連載されたスーさんのエッセイをまとめたものなので、美容系の話題が多めですが、「自分の手で自分が気に入る生き方をどう求めるか」について爽快に語っています。
「30歳のバースデーケーキには、ひたすら慌てふためいていました。ろうそくの数に圧倒され、がっくり肩を落としていたかも。「こんなにろうそくが増えちゃった……それなのに私は……」と。いまは違います。ケーキの表面を埋め尽くさんばかりのろうそくの数を誇らしく、愛おしいとさえ思います。燃え盛る炎を勢いこそが、私の命の燈だ。燃えろよ、燃えろ」(本書より抜粋)
短くてとても読みやすいエッセイの中に、ハッとさせられる気付きもたくさん。「加齢って「失う」ことばかりではないはずだもの」、「誰かと勝ち負けをつける道具にせず、自分に喜びをもたらすためにお金を使うのよ」など、視界が開けるような金言がいっぱい詰まった一冊です。

『ねえ、ろうそく多すぎて誕生日ケーキ燃えてるんだけど』
ジェーン・スー著(光文社刊)定価:1760円
一章 思っていたより悪くない
二章 悪足掻きこそ大人の醍醐味
三章 やりたいことをやってもいいよ
四章 新しい現実、新しい自分











