やりたいことがあるなら今やろう!「世界一周、親子旅」#15

どんどん南下して、ついにパラグアイに入国

 こんにちは! 家族4人で世界一周旅を続けているMimiです。キャンピングカー旅を再開して、あっという間に3カ月半が過ぎました。私たちはキャンピングカーに乗ってコロンビアからエクアドル、ペルー、ボリビア、アルゼンチンと順調に旅を続け、つい先日パラグアイに入国したところです。今回は、そのキャンピングカーで暮らす私たち家族の生活をご紹介しようと思います。

キャンピングカー生活の良いところ

 ここ数年、キャンピングカーで旅をしたり、自分で改造したバンで生活するバンライフが日本でも賑わいを見せています。キャンピングカーは密を避けて移動できるだけでなく、車中での食事や宿泊、さらにはリモートワークができるなど、まさに多目的なスペース。コロナ禍でより人気が増し、「ひとつの旅のカタチ」として注目を集めています。

 キャンピングカーには、いくつかの種類がありますが、私たちが乗っているのは「トラック&キャンパー」というタイプ。TOYOTAのTUNDRAというピックアップトラックの荷台にキャンパーを積載したもので、2019年9月に米アラスカ州で中古を購入しました。

 このキャンパーには、テーブルと座席があるダイニングスペース、二口コンロ付きのキッチン、ベッド2台、冷蔵庫、ヒーター、シーリングファンが搭載されています。ベッドは、バンク部分にあるクイーンサイズのベッドと、テーブルを外すとシングルサイズのベッドになるものです。長男が成長して手狭になってきたため、夫がそのシングルベッドをDIYで拡張し、家族それぞれがより快適に寝られるようになりました。

 狭い空間ながらも、キャンピングカーには生活できるほとんどのものが詰まっており、まさに小さな動く家のよう。

 メリットは、駐車場一台分のスペースさえあれば、世界のどんな場所にも滞在でき、そこからの景色を存分に楽しめること。そして、いつでも自分たちの布団で寝ることができること。自炊もできるので、世界のどこにいても、我が家のような居心地の良さを感じられるうえ、宿泊費や食費を安く抑えることもできます。車のメンテナンス費用や故障、事故などのリスクはもちろんありますが、デメリットを踏まえてもメリットのほうが大きく、私たち家族にとって最高の旅のカタチだと日々実感しています。

その国ならではの食材を料理する

 旅の食事の大半は自炊です。外食費がかさむのを抑えるためだけでなく、私は料理を作ることが好きなので、自炊を楽しんでいます。

 食材は、現地の市場やスーパーマーケットで調達。ペルーやボリビアには、メルカドと呼ばれる大変活気がある市場があり、新鮮な野菜や果物が格安で購入できます。また市場では、その国の食文化をダイレクトに感じられるので、地元民に混ざって私も買い物するようにしています。その国ならではの食材を購入して、世界各国の料理を再現してみることも旅の楽しみのひとつです。

 キャンパー内のキッチンは、プロパンガスの二口コンロで、水道は給水タンク(40リットル)から水を汲み上げて使っています。水、プロパンガス、電気のすべてが限られているので、節水と省エネを意識してメニューを考えることが多いです。

 そこで重宝するのが、圧力鍋! 南米は高地の場所が多くて沸点が低いため、通常だとうまく炊けないご飯も、圧力鍋を使えば、ふっくらもちもちとした食感になり、美味しくいただけます。骨付き肉も短時間で火が通るので、キャンピングカーでの調理には欠かせない存在となっています。

 レストランやお店などがまったくない僻地や寒さが厳しい場所でも、熱々のコーヒーが飲めたり、温かいものを食べられることも、キャンピングカーの特権だと感じています。

キャンピングカーのトイレとシャワー事情

 電気は、走行中に充電できる仕様でキャンパーのサブバッテリーに充電されるので、1〜2泊であれば、サブバッテリーでまかなうことができます。移動しない日は充電が切れてしまうため、折りたたみ式ソーラーパネルを使用。太陽の向きに合わせて調整できるので便利です。キャンプ場では、AC電源から電気をもらうこともできます。

 きっと皆さんが気になるのが、トイレやシャワー事情ですよね。トイレは、ポータブルトイレを所有していますが、それは緊急時用で、通常はガソリンスタンドやお店で借りることがほとんどです。大自然の車中泊場所では、大草原で用を足すこともよくあります(笑)。

 キャンパーにはシャワーはついていないため、シャワーはキャンプ場で浴びたり、ガソリンスタンドで浴びたり。なんと国によっては、ガソリンスタンドにシャワー設備があるんですよ。これもキャンピングカー旅で知ったことのひとつです。  キャンピングカーには洗濯機もないので、洗濯物はLavanderiaと呼ばれるクリーニング店に持っていきます。クリーニング店と聞くと、日本ではやや高いイメージがありますが、中南米ではどこも安価で、洗濯から乾燥、たたむ作業までやってくれるのです。きれいになったものを受け取りに行くだけなので、親子旅には大変助かっています。

 日本では、いつでも簡単にモノが手に入り、インフラも整備されているため不便を感じる瞬間はほとんどありません。でも、水や電気、プロパンガスの使用量にも制限があり、必要最低限のものしか置けないキャンピングカーでの暮らしを通して、「少ないもので工夫しよう」と考えるようになりました。モノに執着しなくなったり、当たり前にある小さな幸せにも、改めて気付かせてくれました。キャンピングカー旅を始めた当初は、不便さと狭い空間に大変だと感じることがありましたが、今では家族全員が大好きな居心地の良い場所になり、自分たちの家のように感じています。

キャンピングカー旅の夫婦関係

 「24時間365日、トイレとシャワー以外はほとんど一緒」という生活を送っている私たち家族。そんな生活も約2年8カ月が経ちました。よく聞かれるのが「そんなに毎日一緒にいて、夫婦喧嘩しないんですか?」という質問です。

 夫は行動派、私は慎重派と性格が正反対なため、これだけ一緒にいると夫婦喧嘩もしばしば(笑)。二人で話していると、話が平行線をたどることもあり、私はキャンパーで、夫は車で寝るプチ別居なんて日も時にはあります。

 疲れたときは、ひとりでカフェに行ったり、友達とビデオ通話で好きなだけ話したり、子どもの世話を1日お願いして買い物に出かけたりなど、ひとりの時間を作るようにしています。夫や子育てから一旦解放され、離れて過ごしてみると、普段当たり前すぎて気付かなかった相手の良い部分が見えてきますし、リフレッシュにもなります。

 夫婦喧嘩はありますが、昔から「喧嘩するほど仲がいい」と言いますし、考えるプロセスは違っても目指す頂上が一緒なので、ここまで乗り越えて来られたのだと思います。夫婦円満が家族円満。どんなに近い存在であっても、お互い思いやりを忘れない関係でいたいと感じています。

 私たちの旅はまだまだ続きます。次回はボリビアのキャンピングカー旅の様子をお伝えしたいと思います。お楽しみに!

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