恐れに対する典型的な4つの反応

恐れを感じると、人はどんな行動を取るのか?

 前回、恐れには主に6つの種類があるとお話をしました。そして、それらが人の可能性を阻むものであることも、お伝えしました。しかし、同じように恐れを感じても、それを感じた時に取る人の行動は千差万別です。人は恐怖や不安を感じた時、どんな反応を示すのでしょう? 

 「恐れ」という言葉から想像するのは、「隅っこの方にうずくまって絶望しているようなさま」に近いものがあるかもしれません。しかし実際には、意外な反応をすることがあります。そうなると、周囲の人にはその人が恐れを感じているとは気づかないことも。また、場合によって自分自身でさえ、その行動の原因に「恐れ」があるとは理解できていない場合もあるのです。

 では、人は恐れを感じると一体どんな行動を取るのでしょう? それらは大きく「萎縮」、「怒り」、「諦め」、「無視」に分類することが出来ます。

典型的な恐れに対する4つの反応

①萎縮
 いわゆる心が折れた状態です。自信喪失により、全く自分の能力を発揮できない状態。委縮は劣等感を生み、「私はダメだ」、「自分ばっかり損をする」などという口癖が出たりします。

②怒り
 怒りも典型的な「恐れ」への反応です。ちょっと意外に思うかもしれませんが、「逆切れ」などは、恐怖心を認めたくない反射反応だったりします。人は怒りを表に出すことによって、誰かに責任を転嫁したり、悪態をつくことで自己防衛することがあります。

③諦め
 恐れと向き合うことよりも、退くことで自分を守ろうとすると、人は諦めを選択します。「自分には縁がないことだ」、「どうせ無理だ」という風に恐れから自分を遠ざけます。しかし諦めは癖になりますから、人生を変えていきたい、現状を打破したいと思っている方は、諦めを乗り越えなければいけません。

④無視
 恐れの反応として、かなり多いのが無視。恐れを感じることや、その恐れを乗り越えて現状を打破しなければ先に進めないと分かっていても、それを見て見ぬふりしてしまう状態が「無視」なのです。人はこれを「現状維持」と言ったりしますが、変わらねばならない状況を現状維持しても、何かが変わることはかなり稀でしょう。

恐れを乗り越え、自分の望む道を進む大切さ

 人は、人生において必ず恐れに出会います。そしてそんな時こそ、恐れと真っすぐに向き合う必要があります。委縮したり、怒ったり、諦めたり、それを無視したりすることなく。

 恐れと向き合うことは、心地よいことではありません。ですから、恐れという「感情」ではなく、それが起こる「問題の根源」に目を向けることが大切です。人生は束の間。少しでも自分が望む生き方をしていくには、恐れと上手に付き合わなければいけません。次回は恐れから脱却するためのヒントについて、お話ししようと思います。

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