一時の感情に一喜一憂しがちだけれど……

 生きていれば、良いことも悪いこともあります。良いことが起これば単純に嬉しいし、悪いことが起これば、凹むというのが人間の性。かく言う私も毎回そんな感じです。

 しかし今、過去を振り返ると「あの時、素晴らしい成果を上げられた」と思うことが、必ずしも良いことの連続で起こったわけではないことに気づきます。あるいは、「あんな経験はもう二度としたくない」と思うようなことの始まりが、トンでもなくハッピーな出来事だった、ということもあります。

 人はとかく一時の感情に一喜一憂しがち。けれど、長い目で見ると、何が本当に良いことなのか、悪いことなのかは、「簡単には分からない」ということなのでしょう。

良いこと、悪いことの正体とは?

 良いこと、悪いことが起こった際の感情をコントロールすることは難しいと思います。悪いことが起こっているのに、それを無視して「笑顔でいましょう!」というのは不自然だし、良いことが起こっている最中に「これから悪いことが起こるに違いない」と意図的に考えるのも不自然です。

 しかし、目の前で起こったことの一点だけを見つめて、ものごとすべてを解釈してはいけないと思います。なぜなら、感情というのは起こった出来事の「刺激」に対する反応にすぎないからです。

良いこと悪いことチャート

 刺激によって生まれる感情に支配されてしまうと、その時点での結果が、自分の中の結果になってしまいます。しかし、生まれた感情を受け止めながらも、起こった出来事に対する解釈に時間をかけることで、結果は変えられると思うのです。

どうすれば出来事の解釈に時間をかけられるのか?

 そもそも人は変わります。社会や状況も変わります。この世に変化しないものはありません。だから、良いことが起こっても、悪いことが起こっても、「その状況が一生そのまま」ということはないのだ、と思うようにしましょう。また、良くないことが起こっている時には「感情に振り回されない」ことに意識を傾けること、そして、良いことが起こっている時ほど「俯瞰して物事を見る」という努力をすることを、お勧めしたいと思います。

 たゆまぬ変化の中、本当は世の中には本当は良いことも、悪いこともないのかもしれません。だからこそ、感情を基盤にして、ものごとの結論を急ぐことは止めましょう。雨が降った後にしか虹を見られないのと同じように、今ある悩みや苦しみは、希望ある未来に続く通過点に過ぎないのかもしれません。

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