アメリカでは車で散歩する?

安全に気遣いながら暮らすなんて、楽しいの?

 こんにちは、板東汰美です。前回は「安全はお金で買うことを覚えておこう」というお話でしたが、今回は異国で生活することについて、もう少しお話しようと思います。

 日本を出たら、「安全」や「安泰」は、そこにあるものとは限りません。そのことは、しっかり覚えておきましょう! これまでに「安全に暮らすためのキーポイント」をいくつか挙げてきましたが、「そんなに気を遣って生活して、それでも楽しいの?」と思われる方もいるかもしれませんよね。そこで、今回は私の日常における典型的な時間の過ごし方をお話したいと思います。

都会でも電車や地下鉄がない生活がディフォルト

 ニューヨークのマンハッタンのように特別な地域を除いて、アメリカには、日本のようには電車や地下鉄による便利な公共交通システムが発達していません。

 ですから、仕事場に歩いていける距離に住んでいない限りは、たいていの人の通勤手段は自家用車です。今年は新型コロナウィルスの影響もあり、リモートワークが徹底されているため、ラッシュアワーにぶつかることはありませんでしたが、通常は朝7時から9時頃までは渋滞になります。

渋滞を楽しく克服する方法

 この渋滞、克服する方法はふたつ。ひとつは朝6時には家を出て、職場や職場の近くに早く行ってしまうこと。もうひとつは、車内時間を有効活用することです。

 運転が苦ではない私は、車での通勤時間を行きは会社へ行くまでの気合を入れる時間、帰りは帰宅前にリラックスする時間と気分転換の場として使うことに決めています。

 朝はこの時間を英語の練習に費やすことがあります。ラジオから流れてくるニュースを1文遅れで真似ることで、発音や文法を口に出して覚えるようにしています。少しでもぼーっとしているとあっという間についていけなくなるので、しばらく待ってからまた開始したり(笑)。本当にそれが身になっているのかが気になるところですが、なりますよ~。以前の職場で英語のつたなさを指摘されてから、悔しかったので必死にこの練習をするようになったのですが、今では楽しく続けています。

仕事の後はプライベートな時間

 会社員の場合、1日の仕事が無事に終わると、基本は定時で帰ります。その後はプライベートな時間なので、よほど仲のいい同僚でない限り、職場の人と仕事以外で付き合うことはありません。

 アメリカでは、良くも悪くも職場ではプライベートなことは話さないのが普通なので、相手が自分から話さない限り、住んでいる場所も家族構成も知らないことが多々あります。

 帰宅時は家に直行したいところですが、夕方のラッシュアワーを避けるという理由をつけて、友人とハッピーアワーのあるお店へ繰り出すことも。ハッピーアワーはたいてい午後4時~6時と、ラッシュアワーが落ち着きそうな絶妙なタイミングまで続くので、店に人が集まるよううまくできているなあと感心します。

 ちなみに、レストランでもスーパーでも、車を停める場所は入り口が見える場所か街灯の下、エレベーターの前など、必ず目立つ場所にするよう心がけることを忘れずに。人目につきにくい場所に駐車すると、車を荒らされる被害などに遭いやすくなるからです。

公園に散歩に行くときも車で

 オフの日には、カフェ探索を兼ねてドライブにでかけることが多い私ですが、街を見ていると皆それぞれお気に入りの公園があるようです。

 人気のある素敵な公園は、立地のよい場所にあったりしますから、高級住宅地に住んでいない私のような庶民は、散歩といえど車でそこまで「通う」ことになります。車で散歩に行くなんて、不思議な感じがするでしょうけれど(笑)。

 犬の散歩も、公園には車で行くということも、よくあります。そういう意味でいうと「車で散歩に行く」ことは日常的なことなのです。そうして公園に集まった人々が、思い思いに歩いたり、走ったり、日向ぼっこしたり……。

 アメリカの広々とした公園は、出会いの場になることもあるようです(私にはまだその機会はありませんが、苦笑)。ある日、友人がいつも犬をつなぐ紐を持って公園へ行くというので、理由を聞いたら「気に入った人に声をかけるため」と。彼は犬なんて飼っていないのですが、「僕の犬、いなくなっちゃったんですが~、見なかったですか(涙)?」と言って、気に入った人に駆け寄っていくんだそう。犬好きとしては、それは大変だとばかりに一緒に探してくれるか、もし見つけたら声をかけてと電話番号を交換しやすくなるそうです。でも、それ以後アップデートは聞いていないので、成功していないのでしょうけれど面白いアイデアですよね。たくましい。いつかは成功していてほしいな。

車社会だからこそ安全運転で

 このように、車を運転しないと散歩にもいけない地域も多いアメリカ暮らしですが、慣れてしまえば不便さは感じなくなりますし、常に安全確認をすることも身についてきます。

 余談ですが、アメリカでは街のつくりが道に迷いにくくなっています。インターステートハイウェイとよばれる州をまたぐ高速道路には、それぞれ番号がついていますが、奇数は南北、偶数は東西を走っています。各州内の高速道路もそれと同じシステムです。

 目的地があるときとないときでは、運転をするときの集中の仕方が変わりますから、みなさんも常に安全運転を心掛けてドライブを楽しみましょうね!

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