海の向こうの流行りモノ #04「アメリカンな市販ドレッシング」

これって、どんな味のドレッシング?

 アメリカのスーパーマーケット探訪シリーズ、今回はオシャレな高級自然食品や意識高い系メーカーの商品が揃うホールフーズ・マーケットの第2弾。ホールフーズには、他のスーパーではあまり売られていないものや、環境に優しくヘルシーな商品が多く、同社オリジナル商品以外はお値段もちょっとお高め。ドレッシングも、どんな味なのか想像がつきにくい(笑)、今どきなこだわりのラインナップです。

健康志向派イチオシ! Acid League(アシッド・リーグ)

アシッドリーグのドレッシング写真

 「腸に優しい美食学」というキャッチコピーを引っさげて登場した健康酢メーカーによるグルメ・ドレッシング。瓶入りの3種は左から「マンゴ・ハラベーニョ・シラントロ・ビネグレット」、「ピンクペッパーコーン蜂蜜ゆずビネグレット」、「トーストしたタイ産ココナッツ・ビネグレット」。メーカーの公式サイトでは1瓶8ドル。どちらにしても堂々たるお値段(笑)。

ベジタリアンに人気のSir Kensington's(サー・ケンジントンズ)

サーケンジントンのドレッシングの写真

 遺伝子組み換え食材を使用せず、KETO承認つきで、ベジタリアンやヴィーガンからの支持が厚いドレッシング。左から「ディジョン・バルサミック」、「ゴールデン・シトラス」、「ペッパーコーン・イタリアン」、「ラズベリー・ピンク・ペッパーコーン」($4.50前後)。卵なしのヴィーガン用マヨネーズなども手掛けているメーカー。

食物アレルギーの家族のために 88 Acres (88エーカーズ)

88ドレッシングの写真

 88エーカーの広さがある農家で育ったニコールさんが、病院に担ぎこまれるほど食物アレルギーがひどい夫ロブさんのために作ったアレルギーフリーの食品メーカー。スパイシー風味の「スモーキー・チポトレ」($7.99)をはじめ、「サウスウエスト・ターメリック」などパンチの効いたドレッシングが人気。ご夫婦が、オンライン婚活サイトのMatch.comで出会ってデートした時に、ロブさんがアレルギーで倒れことがきっかけで同ビジネスを立ち上げ、今の幸せと成功に至ると公言している起業ストーリーもアメリカンな感じ(笑)。

アボカド好き、万歳! Chosen Foods(チョーズン・フーズ)

Goddessドレッシングの写真

 パワフル・スーパーフードと言われるアボカド。そのアボカドからオイルやドレッシング、マヨネーズなどの商品を作っているChosen Foodsでは、1年間に3.5億個もの手摘みのアボカドを使っているそうです。遺伝子組み換えなしのアボカドから作られたドレッシングは、もはやアメリカでは定番化したと言える「ブッダ丼」(Buddha Bowl)などにオススメな「アース・ガッデス」、ハラペーニョが効いた「BAJAガッデス」、オリーブ風味の「グリーク・ガッデス」など全10種類(各$7.99)。

ママと息子のタッグで億万長者に TESSEMAE's(テッシーメイズ)

テッシーのドレッシング写真

 3人のティーンの息子を持つ母テッシーさんが、「息子たちに野菜を食べさせるために」と作ったドレッシングが美味しすぎて、息子がタッパウェアーに入れたママのドレッシングをホールフーズのバイヤーに売り込み、それがまさかの大ヒット。今や億万長者となったこの家族のストーリーは米食品業界における現代のアメリカン・ドリームとなっています(笑)。なかでも人気なのが「Organic Everything Bagel Ranch」($5.99)。砂糖や乳製品、グルテンなどが入っておらず、パッケージもかわいい。

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