40歳を過ぎても結婚できますか?

ひとりは寂しい。でも、恋愛するには年齢の壁が高過ぎる

 ニック先生こんにちは。48歳、東京在住のカナです。私は20代で結婚して数年で離婚し、その後ずっと独身で子供もいません。お付き合いをした男性はいましたが、誰とも真剣な交際には発展せず、現在に至ります。

 30代では再婚もあるかもと考えていましたが、婚活する気にはなれず、そのうちに男性を恋愛対象として見ることもなくなりました。周囲にはいつでも気軽に会えるバツイチや独身の女友達がたくさんいて楽しいので、「一生、このままでもいいかな」と思っていたのですが、コロナで状況が変わってしまいました。

 長引くコロナ禍で家に籠る生活が続くうちに、家の中に誰もいないことが寂しくて、ひとりで生きていくことが不安になってきました。「このまま家族を持たずに一生、ひとりで過ごすのか」と考えれば考えるほど不安が募り、今は誰かともう一度、家庭を持ちたいと思っています。でも、私の年齢では結婚どころか、デートをする相手も選べません。もう恋愛対象にはならない年齢になってしまい、婚活相談でも「40歳を過ぎたら、女性の再婚は厳しい」と言われました。結婚は天文学的に難しく、出会う前から年齢で区切られてしまう悔しさや虚しさを感じています。アラフィフの独身女性が結婚する道はないのでしょうか? 

40代、50代、オンナ盛りはこれから!

 カナさん、こんにちは。恋愛観や「家族」の概念は、その国の文化慣習に影響を受けることも多いので、日本とアメリカとはだいぶ異なるようです。ご質問に回答するために、編集部の日本人女性たちとも話をしましたが、日米の差異がいろいろあって驚きました。

 なかでも特に驚いたのが、日本のある結婚相談所の調査結果です。「日本人男性が結婚したいと思う女性の年齢は40歳まで」、「50歳過ぎた女性の婚活成婚率はたった1%」等という数字を知り、人生がこれからも長く続く世代の日本の女性たちを取り巻く現実と、女性たちの生き辛さを想像して胸が痛みました。

 調査結果といわれる数字が正しいかどうかは実際には分かりませんが、私は今、この記事を読んでいる人たちは「例外組」でいて欲しいと願います。アラフィフ女性にとって、結婚は「かなり難しく、厳しいもの」という社会常識が日本にあることは理解しましたが、実際には40代、50代はまだまだこれからという年齢です。この年代の人たちは、若いカップルにはない「二人だけで作る人生の楽しさ」を満喫できるもの。ともに向き合い、自分たちの関係だけにフォーカスをして思い切り楽しめるのは、とても贅沢なことです。そういう時期をひとりで過ごすのは、もったいないですよね。チャンスがあるかもしれないのに年齢を気にして最初からそれを諦めたり、チャンスを見逃すのは残念です。

 既婚でも未婚でも40代、50代の女性にとって、オンナ盛りはまだこれからです。社会に浸透している一般論があっても、この世代の女性には「成熟したからこそ楽しめる、男女の愛を求めていい」ということを忘れないで欲しいと思います。

「恋に年齢制限がないアメリカ」から得られるヒントは?

 日本の皆さんが「年を重ねると恋に消極的になる」という話は、きっと本当の話なのでしょう。ただカナさんの質問の中で、とても気になったことがあります。それは再婚を考えていた30代の時に「婚活する気になれなかった」と言っていること。そして、現時点では「結婚は天文学的に難しい」と決めてしまっていることです。

 人は自分が「決めた通り」の人生を送るものです。結婚したい、新しい恋がしたいのであれば、まずは自分の中でそう「決める」必要があります。人生では、自分が決めた願いしか叶いません。社会の常識に、自分の人生を決定させてはいけないのです。

 忘れないで欲しいこと。それは「結婚する人というのは、どんな状況であっても結婚する」という事実です。不況、失業、身体の不調など、結婚のハードルになるような困難があっても、結ばれるカップルは結ばれるもの。ですから、カナさんにはまず「新しい恋人を見つけて幸せになる」ということを、「決めて欲しい」と思います。

 その上で、「恋に年齢制限がない」と言われるアメリカから、ひとつヒントをお伝えするなら、恋が出来る場所に自ら出向いていくことを大事にすることです。例えば、スキーを楽しみたいのに、海へ行く人はいませんよね。山登りを楽しみたいのに、砂漠に行く人もいません。人は「物理的にそれが叶う場所」を選択して、行動する必要があります。アメリカ人は恋愛においては、そのあたりが上手なのかもしれません。

 アメリカの男女はいくつになっても恋をしますし、結婚もします。しかも一度や二度の失敗にめげず、何度でも結婚するツワモノも大勢います(笑)。そういう人たちは、男女が出会える場所に頻繁に顔を出し、パートナーを積極的に探します。趣味の会に入ったり、出会いを求める人のためのサービスを利用したりしながら、積極的に幸せをつかみにいきます。

 アメリカでは「最初の結婚の約半分が離婚する」と言われていますが、一回の離婚の後、永遠に恋人も作らず、ひとりでいることを選択する人はほとんどいないと言ってよいでしょう。アラフォー、アラフィフどころか、アラカンやシニアになっても新しい恋人を見つける人たちは本当に大勢います。私の友人にも、75歳の父親がシニアの交流サイトで知り合った5歳年下の70歳の女性と3回目の結婚をした人がいますが、そういう話は特に珍しいことではありません。

出会いを求めて行動しよう!

 この連載でも、日本の女性から「結婚したいのに出会いがない」という悩みが届くことがあります。もし、そのような悩みをお持ちなら、「出会いを求めて行動しているか?」という質問を自分に聞いてみてください。その悩みをもつ多くの人が「出会えるような場所には行っていない」という矛盾を抱えていることが多いので、心当たりがある方は、まずその状況から脱却しましょう。

 人は幸せになったもの勝ちです。世間の目や常識にとらわれて、年齢を理由に行動しないのは、もったいないこと。一度しかない人生です。人生を誰かと共に歩きたいという希望があるならば、出会いを求めて行動していきましょう。

 

おすすめ記事