夫はゲームばかり。ワンオペで死にそうです!

仕事、子育て、介護の限界。夫はゲームをしてばかり!

 ニック先生こんにちは。東京に住んでいる清美(45歳)です。夫と6歳になる娘の3人暮らしですが、夫との離婚を真剣に考えています。原因は夫のゲームです。

 私たち一家はいわゆる中流家庭で、私もパートで働かないと生活ができません。毎日精一杯がんばっていますが、そろそろ限界を感じています。私が必死に仕事と子育てと家事をしている間、夫はしらんぷり。会社から帰宅後の時間は週末も含めてゲームに没頭して、娘と遊びに行くのも理由をつけて避けようとします。

 パート先が知り合いの経営する会社なので、融通を聞かせてくれることも多く、何とか育児と仕事を両立出来ています。でも、毎日お弁当を作るのはもちろん、家事は全部私がやり、おまけに近所に住んでいる姑の介護サポートのために週に何度かは大量の洗濯物とお弁当を届けたりと、文字通り1分たりとも休む暇がないんです。

 夫には疲れていると訴えています。もっと手伝って欲しいことも伝えていますが、私が少しでも声を荒立てると「君はヒステリーがあるね」などといって、逆に私を責め立てます。彼はゲームと結婚しているようなもので、夫婦関係はとっくになく、結婚している意味も、彼と家族でいる意味も感じられません。家族の休日もないし、誕生日や記念日、クリスマスも我が家にはありません。先日とうとうパート先で貧血を起こしてしまったのですが、その時も心配するどころか、「先方に迷惑かけるなよ。お金を入れてもらわないと困るからちゃんとしろ」と嫌味を言われました。悲しくて、悔しくて仕方ありません。

離婚するなら、準備は虎視眈々と!

 清美さんの憤り、お察しします。失礼な言い方になるかもしれませんが、よく聞く話と言いますか……。日米の差はあるでしょうが、「夫がゲームに明け暮れて、家族をないがしろにする」という話は、ここアメリカでも、とてもよくあることです。

 お話を聞く限り、清美さんの夫はあなたの大変さを理解しているとは言えないようですね。もしも心のどこかに、やはり彼と分かり合いたい、子供のためにも離婚を避けたいという気持ちが残っているならば、もう一度、彼と真剣に話し合ってください。

 しかし、もしも彼との問題を解決するために考えられるすべての努力をし尽くした結果、そう思うのであれば、弁護士や家庭裁判所、民間団体の相談窓口なども含め、自分の味方になってくれる、あらゆる機関にしっかり相談してから、行動に出るようにしましょう。娘さんのためにも、養育費のことなど離婚後の生活に困らないための準備や計画は、事前にしっかり立てるべきです。もしも今働いている会社の理解が得られるのであれば、正社員にしてもらう打診をしてもいいかもしれません。

 離婚は焦ってはいけません。それは「別れてはダメ」ということではなく、「虎視眈々」でなければいけないという意味です。特に清美さんのケースでは、旦那さんがゲームに没頭するあまり、育児放棄をしている節もありますし、自分の母親の面倒をあなたに都合よく見させている節もあります。彼が本当に不誠実でそういう態度をしているのであれば、なおさら娘さんを守るためにも、「別れるならば、味方を集めること」を徹底してください。

時に男は、自分が手にしている奇跡が分からない愚か者

 さて、もしも「もう一度、話し合いたい」と言う場合のアドバイスをしましょう。まず清美さんは、「男というものは、時に自分が手にしている奇跡が分からない愚か者」だということを覚えておく必要があります。男性は原始の時代から、危険や脅威が降りかかったら家族を守る......ということが、DNAに組み込まれた生き物。何を言いたいかというと、男は時に「脅威や危険」だと思わない限り、状況に胡坐をかいてしまいます。

 清美さんは、夫があなたと娘さんを失う危機にあることを、真剣に彼に分からせる必要があります。別れる覚悟がすでにあるのであれば、彼の目の前にある「危険と危機」を彼に分からせる、真剣勝負をしてください。

 今まで何を話しても、彼はゲームに夢中で上の空ということですから、まずは彼をゲームから引き離す必要があります。彼がゲームをしている時に、話そうとしてもダメです。「時間をとって欲しい」とお願いしてください。それが出来ないのであれば、第三者に介入してもらってください。話し合いに応じなければ、友人やご家族などに協力を仰ぐのです。「周囲に迷惑をかけられない」などと言っている場合ではありません。あなたがすべきことは、「どれだけ真剣に話し合いたいか、どれだけ自分が傷ついているか」を冷静かつ淡々と伝え、彼に分からせることです。

 もしかしたら、彼はゲームに「逃げている」だけかもしれません。彼も薄々、今の状況が良くないと分かっているけれど、緊急を要しないと判断しているだけかもしれません。その場合、彼は「このままにしていたら、あなたを失う脅威」にさらされることによって、ようやく自分の間違いに気づき、態度を改めてくれる可能性があると思います。

 よく映画やドラマでもあるでしょう? さんざん女性を泣かせておいて、女性が身を引いた途端に男が涙ながらに謝罪したり追いかけて来るシーン。あのマンネリでワンパターンな様子というのは、現実社会でも頻繁に見られることです。男性は女性が毅然とした態度に出て、はじめて焦るもの。言葉は悪いですが、「毎度の訴えだ」と思われているうちは、焦りません。それを、知っておきましょう。

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