10歳年下を、好きになってはダメですか?

3年前から、年下の同僚に片思い

 ニック先生、こんにちは。愛子、48歳。OLです。
私には好きな人がいます。彼は10歳年下の同僚。ウチの会社は建築関係の会社で、彼も私も設計関係の仕事をしています。

 小さな会社なのでプロジェクトのパートナーを組むことも多く、年下で叶わぬ恋と頭では分かっていても、彼に惹かれる気持ちを止めることが出来なくなっています。出張先では二人で食事をすることも多いのですが、そんな時の彼はとても優しいんです。一度、昔の恋愛の話で盛り上がったことがあって、「でも、私はもうオバさんだから、恋愛とか結婚は諦めたほうがいいと思うんだ」とこぼしたこころ、

愛子さんは、オバさんなんかじゃないですよ。とても素敵です

 と言ってくれたこともありました。私の勘違いでなければ、二人でいる時の彼の態度を見ると、私に好意を少なからずもってくれているのでは?と思うことも。

けれど今、そんな彼に「結婚するらしい」という噂があります。私は怖くてその噂の真相を彼に聞けずにいます。

 最後の恋かもしれないのだから、せめて気持ちを伝えた方がいいと思う自分と、告白することでギクシャクし、今ある二人の関係を壊してしまうくらいなら、このまま何も言わずにいた方がいいのではないかと思う自分がいて、どうしていいのか分からなくなっています。毎日ため息しか出ません。

「シニアの一歩手前」。女性の悩みは世界共通!

 愛子さん、こんにちは。ニックです。

日米場所は変わっても、恋する女性の悩めるポイントはとても似ています。
悩みはまさに、世界共通と言えますね。 

10歳年下の同僚の方に、ずっと片思いされているとのこと。言葉にならないようないろんな感情が、きっとありますよね? 若くないと自分は彼に相応しくないのでは? という気持ち、彼が結婚してしまうかもしれないという焦り。辛い気持ち、お察しします。

 40代から50代前半というのは特に、独身女性の心が最も揺れる時期でもあります。
それは、その世代の女性たちには、心のどこかに「シニアの一歩手前」という感覚があるからです。

 「シニアと社会で呼ばれる一員には、自分はなりたくない」
 「まだまだ若いライフスタイルや感覚を維持したい」

そう思うのは、あなただけではありません。 無意識のうちに、「まだ若い」と思う自分と、「シニア」と思う自分の間で揺れてしまう。けれど結論から言えばアラフォー、アラフィフの皆さんは、自分の年齢を肯定する生き方をしなければ真の幸福感は得られないということを、お伝えしたいと思います。

年の差のある恋の難しさは……あると思います

 私は長年、女性の恋や恋愛の悩みを多くサポートしてきましたが、年の差の恋に悩む人は少なくありません。特に女性が40代の恋の特徴としては、恋愛対象になる人の年齢が年下になることは、とても多いんですよ。同じような悩みを抱えている人は、きっと大勢いらっしゃいます(笑)

 愛子さんもすでにお気づきのように、もしも彼との恋を前に進めたい場合には、年の差がネックになることは残念ながら難しさのひとつになるかもしれません。10歳年下ということであれば、彼は男盛りで、家庭を望むのであれば恐らく「子供が授かりやすい年齢の女性」をターゲットにする可能性も高いでしょう。

 しかし男性の中には、子供を持つことに積極的ではない人も大勢いますから、そのあたりは彼と次に話せる機会があるようなら、それとなく雑談をしかけて探りを入れてみてもいいかもしれません。彼が子供は欲しくないというタイプなら年の差を乗り越えてのチャンスはあるかもしれませんよ。

 私の周囲でも奥さんが10歳近く年上という人は数人います。彼らを見ていると愛に年の差は関係ないとも感じます。もっともアメリカでは、価値観が合えば細かな年齢を気にする人は少ないかもしれません。

 しかし、それでもやはり一点だけ、年齢差結婚で女性が出産適齢期を超える場合に難しくなること、それが適齢期の男性が「子供を欲している」ケースなんです。

 男性の希望が「絶対子供は欲しい」であれば、それが覆ることはほとんどないでしょう。愛子さんのお相手の男性も30代後半のようですが、一通りキャリアの構築の骨組みも出来た世代の男性の回答が「家庭を持つなら子供が欲しい」であれば、そこはあなたのハードルになるかもしれません。

大恋愛には「片思い」も含まれます

 恋愛というと、男性と「両想い」になった状況だけを指すと思われる方が大半かと思うのですが、人生の終わりに「生涯忘れられない恋だった」と振り返る恋愛が、実は「片思い」だったということは、少なくありません。

 だから私はいつでも片思いの女性には、「結果を先に案ぜず、思う存分その恋愛で味わえる感情を大切にしてください」と伝えています。その人といて幸せに思える気持ち、その人に言われた言葉で救われるような気持ち、その人に言われるからこそ傷つ、辛くなるような気持ち。

こうした感情はすべて、人生の宝物なのです。

 恋愛は人生を豊かに充実したものにする、大切な要素ですが、悲恋や届かなかった思いであったとしても、自分が自分なりの「愛」を相手に対して貫けた時、あなたは「大恋愛をした」と言ってよいのです。

 片思いのケースで一番重要なことは、あなたがその恋にどんな「落とし前」をつけると人生が豊かになるかだと思います。どうしても彼を振り向かせたいのか、当たって砕けろの精神で、気持ちを伝えることが重要なのか、あるいは秘めた思いを胸に、彼との今ある関係を優先するのか。

 相手が振り向く可能性が少ない、難しい恋愛とあなたが思うのであれば、あえて、「愛を告げない愛の貫き方」という大人の女性だからこそできる新しい人の愛し方について、考えてみてもいいと思います。

年下男性は、年上女性の「どこ」を見るのか?

 愛子さんはきっと、イキイキと仕事をする素敵な女性なのでしょうね。あなたが思いを寄せる男性もきっと、そんな愛子さんだからこそ「素敵」と言ってくれるのでしょう。

 年下男性というものは、年上女性の「生き方」や「言動」を注目しているものです。イキイキと肯定的な言葉を使い、人生に対して「凛」とした態度でいられる女性は、若い女性以上に魅力的に映るものなんです。

 そうなんです!
 自分の年齢を肯定的にとらえ、楽しむことを忘れない女性はみな、みなさん魅力的なんです。若い女性にはない包容力、奥深さは、アラフォー、アラフィフ女性の最大の武器にもなるはずです。適度な運動を心がけ、若さをキープできるように外見を磨く努力も大切だと感じます(これは男性も同じ。人間みなそうありたいですよね。)

 「自分自身」でいることに心地よさを感じる状態の女性の所には、新しい恋のチャンスも舞い降りるもの。最終的に愛子さんがどのような「恋の落とし前」を選択されるかは分かりませんが、この恋が大恋愛であることは間違いないでしょう。

そして同時に、愛子さんがおっしゃる「最後の恋」ではないことも、是非忘れないでいてください。愛子さんを愛してくれる可能性のある男性は、決して彼一人ではないことを、忘れないでいて欲しいと思います。

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