仲良し夫婦を実現する①:ふれあい(タッチ)

「タッチ」、「トーク」、「デート」が大事な理由

 前回、夫婦が「同居人」にならない方法と題し、いつまでも仲良し夫婦でいられる3つの秘訣「ふれあい(タッチ)」、「トーク」、「デート」を紹介しました。この3つは、「そんなものが秘訣と言われても」と思われるくらい、拍子抜けするほど単純なものばかり。しかし、多くのご夫婦(長く付き合っている場合は恋人同士でも!)が、しばらく経つと疎かにしがちになるものだったりします。どんなことにも共通すると思うのですが、「単純なるは、偉大なり」です。単純と思える、けれども疎かにしてしまう……だからこそ、これら3つが、仲良し夫婦でいられるためには、本当に重要なのです。

 今回は最初にあげた「ふれあい(タッチ)」の重要性について、こまかく解説することにしましょう。

優しくふれられると、誰でも心休まるもの

 たとえば肩が凝った時、みなさんは「誰かにマッサージして欲しい」とは思いませんか? もしも目の前に、マッサージチェアとマッサージ師がいたら、どちらを選ぶでしょう? たぶん、多くの人が「マッサージ師!」と答えるのではないでしょうか? 

 もうひとつ例をあげましょう。私には二人の娘がいるのですが、毎朝必ず儀式のように数分かけて「互いの髪の毛」をブラッシングし合うようにしています。その間、他愛もないおしゃべりを楽しむのですが、私たち親子にとっては、なくてはならない習慣になっています。

 この儀式を日常に取り入れたのは、ワシントン州からバージニア州に引っ越したタイミングでした。引っ越し直後、新しい環境に慣れるのに時間がかかっていた娘たち。毎日小さな不安を抱えて、新しい学校に馴染もうとしている彼女たちの心を癒すために、なんとなく始めたことなのですが、その効果が絶大であることは、すぐに分かりました。1週間もすると、すっかり学校には慣れたのですが、娘たちはこの短い「ふれあい」をとても気に入って、「ずっと続けよう!」となったのでした。今では朝だけでなく、ちょっと心のうちを相談したい時や、悩みを打ち明けたいような時に、娘たちはヘアブラシを持って、私のところに飛んできます(笑)。

 補足すると、実は主人までも、この儀式の乱入者になってしまいました(苦笑)。参加の理由は「気持ち良さそうだから」だそうです。そう、人は誰かに優しくふれられると、それだけで心休まる、リラックスできるものなのだと思います。それが大切な家族とのふれあいならば、なおさら。私たちは「ふれあうこと」を甘くみてはいけないのだと思います!

誰もが基本的に「ペットと赤ちゃん」と同じ

 動物の本能的欲求は、基本的にそれがペットの犬や猫であっても、人間であっても、それほど変わらないものかもしれません。赤ちゃんが泣きだした時に抱きしめると黙る、ペットの犬が吠えだした時に抱きしめると鳴くのを止めて顔を舐める……原理は同じなのかな、と思います。

 ちょっとした優しいふれあいは、ときにセックス以上に重要です。マッサージするかのように優しく肩を触る、話しながら、ちょっとひじに触れる……そんなタッチをぜひ大切にして下さい。人は、こうしたふれあいによって「あなたの味方ですよ」、「あなたが大事ですよ」という言語化されないメッセージを伝えたり、感じ取ったりすることが出来るものなのだと思います。つまり、タッチは愛を伝える「メッセージ」そのものでもあるのです。

 特に、セックスレスに悩んでいるご夫婦、家庭内別居状態で辛いという場合には、まずは簡単なタッチを通して互いを思いやる無言のメッセージを伝えあうことをお勧めします。最悪の結論を出す前に、肩をマッサージしながら、相手に伝えきれていない胸の内を聞いてもらっても良いかもしれません。

 ふれあいがもたらすリラックス感は、心の緊張を解く効果もあるものです。夫婦仲が良くないけれど、離婚は望んでいないような場合には、是非トライしてみてください!

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