夫婦円満の秘訣は「相手を知る」努力

結婚にありがちな「知っているつもり」

 寝ても覚めても相手のことを考えてばかり。相手のすべてが大好きで、彼さえいれば幸せいっぱい……結婚した相手との間で、そんな熱病にかられたような時期を、みなさんも経験されているかもしれませんね。特に結婚したての頃というのは、概ねこれから始まる二人の将来への期待の方が多いもの。何を一緒にやっても楽しいし、幸せに感じるということは、不思議なことではありません。

 そんな時、みなさんは相手と向き合っているようで、本当の意味では向き合っていない、あるいは相手を知っているつもりで、実はまったく相手を知ろうとしていないという罠に、はまっている可能性があります。なかには長い付き合いの末の結婚で、相手のことは知り尽くしているという人もいるでしょう。しかし、そんな場合でも注意して欲しいのは、「知っているつもり」という間違いです。

 もっと言うと、長年連れ添っている夫婦でも、お互いを「知っているつもり」という間違いを犯している場合があります。……というよりも、恐らくほとんどの夫婦が、「驚くほど相手のことを知らない」と言っても過言ではないかもしれません。

 どんな人間関係でも言えることですが、人は自分が思っているよりもずっと、他人のことを理解していません。相手との価値ある人間関係を築こうとするなら、そこには相手を知る努力、自分を知ってもらう努力が不可欠です。そしてこの努力こそが、結婚生活を円満に続ける秘訣のひとつだと思うのです。

相手に関心を持ち続けることは、努力である

 そもそも男女が惹かれ合う過程において、最初から意外と疎かにされがちなのが、「相手を知る努力」と言えます。それが起こる理由は簡単です。それは恋というものが時に人を盲目、そして愚かにするものだからです。目の前の人を「自分の理想」に当てはめてしまったり、期待値から相手を色眼鏡で見てしまったりすることで、相手の本質とは違う「相手」を、知ったつもりになってしまう――こういうことはよく起こるのです。

 そんなわけで、盲目的な幸せ状態の時に結婚してしまうと、「実は結婚した相手のことをまるで分かっていなかった」なんてことも、それほど珍しくないのです。結婚した後に、よく「こんな人とは思わなかった」という理由で早々に離婚する人がいますが、それが起こるのも「思い込み」のなせる業です。

 しかし覚えておいて欲しいのは、結婚して幸せになるということは、「恋に落ちた相手と結婚すること」自体ではなく、結婚した相手と「ずっと恋に落ち続ける」ということなんです。私は「相手を知らなさすぎ」という状態で結婚することも、まったく問題ないと思います。せっかくご縁ある人との関係を、自分の思っていた人と違うからという理由で切ってしまってはもったいない。要は目の前にいる相手を、生涯かけて知っていく努力をすれば良いだけ。そもそも一生かけたって、他人のことをすべて知り尽くすなんてことは無理だったりもします。思い込みを上手に捨てて、相手を知る努力を続ければ、年を重ねるごとに素晴らしい夫婦になることは可能ですし、相手に対して常に関心を持ち続ける努力は、自分自身を知る旅にもなるはずです。

 人はそもそも多面的。あなた自身も、あなたの結婚相手も。どうかそこを忘れずにいましょう。

こんな簡単なことでも、ちゃんと知ろう!

 かく言う私も、あまりに主人が私のことを知らないという事実を知って、驚愕したことがあります。それは子供を義母に預け、二人で久しぶりに出かけた旅先でのこと。

 私たちはホテルの部屋に置いてあった雑誌を一緒に読んでいました。ちょうどバレンタインズデーの特集が取り上げられていて、その中に「奥さんが喜ぶプレゼントを選ぼう!」というクイズが掲載されていました。そこにあったのはごくごく簡単な質問ばかりでしたが、彼は苦笑いしながら「ほとんど答えられない」と言ったのです。

 クイズは回答できた項目に点数が付けられていました。主人の得点は100点満点中、わずか15点。その点数の評価欄には、「あなたは、奥さんのことをまるで分かっていません。一緒に住んでいるのはバーチャル・ワイフです」と書かれていました(苦笑)。

 私もショックでしたが、主人も大きなショックを受けたようです。結果的にこのことは、私たち夫婦が互いを「知ってるつもり」という思い込みを捨てる、素晴らしいきっかけになったと思っています。

 下記は私がご夫婦向けの結婚コーチングで使っているチェックリストの一部を抜粋した、簡単なクイズです。ぜひこの機会に、ご主人や恋人と試してみてください。


 

 

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